子育てに関する情報や価値観は人それぞれ。
両親や先輩ママ・パパからのアドバイスも様々で、我が子の育て方について、何が正解なのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は「妊娠報告をした際に義母の言葉に戸惑った話」について紹介します。

イラスト:23ca

義母の思わぬ一言

看護士として働くアキ(仮名)さんが、妊娠したことを義母に報告したときのことです。すると、義母から「いつ仕事をやめて、家庭に入るの?まさか、子どもを保育園に預けて働くなんて可哀想なことしないわよね?」と言われました。

アキさんによると、もともと義母は結婚を機に家庭に入り専業主婦として夫を支えた経験から、同じようにアキさんが仕事を辞めることは当然だと考えていたようです。
「たしかにそれは一昔前では当たり前のことであり、皆そうしてきたのかもしれませんが、現代では違う」と考えるアキさん。
また、保育園に通わせず、幼稚園に入るまでは自分の手で育てて面倒を見るという義母の考え方にも驚いたとのこと。

アキさんは看護師として働きたい気持ちと子育てを両立したい気持ちもあったので、自分の気持ちを話してもわかってもらえないことにモヤモヤしたのでした。

義母の言葉を受けて

このときの出来事についてアキさんにお話を聞きました。

ー義母の言葉を受けて、どのように思いましたか?
義母に言われたということで言い返せなかった自分にも腹が立ちましたが、まだ生まれてきてない子どもに対して可哀想なんて言われて嫌な気持ちもありました。また、考え方は人それぞれですが、専業主婦でいることが偉いと考えていることにも驚きました。
昔とは違い、保育園でもしっかりと教育してくれる部分もあり、思い込みと自分の気持ちだけで発言する姿に驚いてしまいました。

夫が話し合いをしてくれたことで義母も納得

ー義母の考え方について、その後どうしたのでしょうか?
夫が義母と今後の自分たちの考えや細かなお金の話をしてくれました。義母は、情報のアップデートがまったくできていなくて、女性が働くことに対して負のイメージばかりが先走っていて、新しい情報が入った時、少し考え方が変わったようでした。
また、今後のことを考えて、どうやって子育てをしたいのかや貯金、家を建てるなどのお金の計算なども色々と人生設計を説明してくれたようで、実際にどのくらいのお金がかかる等も話をして共働きで働いていくことを納得してもらったようでした。

ー義母が理解してくれたとき、どう思いましたか?
とりあえず安心しました。私にとっては好きで看護師として働いていたので続けられるのは嬉しかったです。

ー「時代による価値感の違い」について、あなたの意見を教えてください。
人それぞれの価値観や考え方は、それぞれあっていいものだと思います。
しかし、それを誰かに押し付けたり、自分の考えが1番正しいと思い込んで話すことが、どれだけ相手を傷つけたり嫌な思いをさせるのかということを1度考えて欲しいなと思いました。
その人が聞く耳を持ってもらえると、この人に話そう、この人に相談しようと思うことができると思うので、相手の気持ちを考えることが価値観を含めて上手くいく方法だと感じています。

ー同じような境遇の方がいた場合、どのような声をかけたいですか?
わたしはしっかり話をすることが一番だと思いました。今後価値観のすり合わせはすごく大切な作業だと思います。
ちょっとでも溝を埋める努力や行動をすることが解決に導く第1歩だと感じたので、1度話をしてみることをオススメしたいです。

アキさんの旦那さんが義母に丁寧に説明してくれたことで、義母も理解してくれたようです。人それぞれ考え方は違います。
自分の意見を押し付けるのではなく、お互いが納得できるよう話し合いをすることが大切ですね。

※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。

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