「お客様困ります!お客様!!」という言葉とともに、水の入ったガラスのコップに桜文鳥が入ってしまっている写真がツイートされ、31万件以上のいいねがつくなど、話題になっています。
「思わず笑いましたー」「なんか、セクシーですね」「ドヤ顔もステキです」「ここで足湯出来るって聞いたんですけど」などのコメントで盛り上がっています。

この桜文鳥の名前はまめと言います。3年程前、まだ雛の時に家にやってきました。まめは、気弱で人間に対してビクビクしていたので、飼い主(@mameumemofutiri)さんは、もう1羽入れば、その鳥からいい影響を受ける事を本で調べ、白文鳥のうめが家に来ることになりました。家には、もう1羽オカメインコがいて、全部で3羽の鳥がいます。

うめ(左)まめ(右)(@mameumemofutiriさん提供)

水入りのコップに入るなんて、一体何があったのでしょうか。

飼い主さんによると、文鳥は綺麗好きで、1日2~3回水浴びをするそうです。そのため、まめとうめの部屋には、水浴び場所が用意されています。

まめが、水浴びをしようすると、ちょうどうめが気持ちよさそうに水浴びをしていました。2羽の力関係は、うめの方が上のため、まめは、「退いて」と言えません。「悔しい。どうしても水に入りたい!」とまめは思い、我慢しきれず、目の前にあったオカメインコ用の飲み水にジャポンと入ってしまったということです。

水浴びがしたくて、コップの水に入ってしまった、まめ(@mameumemofutiriさん提供)

本当はこの後、バッシャバッシャと水浴びをするそうです。
「机の上が大変なことになるので、写真を撮った後はうめが水浴びをし終わるのを待って、2羽の部屋で水浴びをしてもらいました」

文鳥の部屋の水浴び場(@mameumemofutiriさん提供)

普段は飲み水と理解しているので、その水の中に入ることはないそうです。よっぽどまめは水浴びがしたかったということがうかがえます。

力関係はうめの方が上という話でしたが、普段はずっと一緒にいて2羽で遊んでいるそう。文鳥のオスは大きくなるとメスに対して求愛のダンスや歌を歌います。

「メスがいないのでオス同士で歌やダンスを披露しあっていますね。お互いの事が大好きなので、ピョンピョンとよく踊っています」

仲良しの2羽(@mameumemofutiriさん提供)

そんなかわいい文鳥ですが、少し大変なこともあるそうです。鳥は飛ぶために体を軽くしないといけないので糞をこまめに出すことが必要で、犬や猫のように糞のしつけをすることが出来ません。飼い主さんの家では鳥達は放し飼いにしているので、糞をしたらその都度、掃除をしないといけません。

「(糞をする)お気に入りの場所は、決まっているので、先にシートを置くなどの方法はあるのですが、人の頭の上でも平気でするので、そのまま仕事に行ってしまうこともあります」

放し飼いにしている理由を聞くと、「うちは、ふきぬけで天井が高いので、自由にバーっと天井まで飛んでいけるんですよ。本には『時間を決めて離しましょう』と書いてあるんですけど、とても気持ちよさそうなので放しています」とのことでした。

取材を終えて

飼い主さんが疲れて帰ってくると、鳥たちは飛んできてくれて癒してくれるそう。注いだ愛情を体いっぱいの愛情で返してくれる鳥たちの存在は、体は小さいけれど、とても大きい存在だと思いました。

肩でスヤスヤ寝ている様子(@mameumemofutiriさん提供)

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