絵本とともに、自由なくつろぎな時間を
10月2日、岡山県奈義町にオープンしたのは「こひさま×おさじ絵本カフェ」です。空き家を改装した多目的スペース「那岐の茶の間」で毎週金曜日の午前11時から午後2時に営業しています。
基本はお持ち帰りのカフェですが、絵本がたくさん用意されているので、子どもと絵本を読みながら、畳の部屋でゴロンと横になってみたり、お茶をゆっくり飲みながらママさん同士でおしゃべりをしたりと、自由なくつろぎの時間を過ごせます。
絵本は隣接するコミュニティスペース「こひさま」から持ってきていて、「こひさま」を運営するメンバーが、当番でカフェを切り盛りしています。
![親子でにぎ…絵本カフェ](https://www.hotosena.com/wp-content/uploads/article/13924554/24122567.jpg)
カフェのメニューは西粟倉村から来ている「手作りおやつの販売おさじ」が提供。ぷちマフィン、ビスコッティ、ロールケーキなど、どれにしようか迷ってしまうほど種類豊富で、すべて「おさじ」店主の桝岡さんの手作りです。
中でも、奈義町産の里芋を生地や餡に練りこんだ肉まんは、体に優しい材料を使ったカフェの看板商品です。
![じゃがいも…ールケーキ](https://www.hotosena.com/wp-content/uploads/article/13924554/24122564.jpg)
![おいしそう…選んでね。](https://www.hotosena.com/wp-content/uploads/article/13924554/24122568.jpg)
2人の女性の出会いから“ゆるりと”始まった
![こひさま&…ゆかりさん](https://www.hotosena.com/wp-content/uploads/article/13924554/24122562.jpg)
このカフェを企画したのは、運営メンバーの1人である、ゆかりさんです。
数年前から絵本の読み聞かせの活動をしていたゆかりさんは、鳥取県に絵本カフェがあると聞き、見学に行ってみることに。そこで、同じく見学に来ていた桝岡さんと出会いました。
「子育て中のお母さんの居場所をつくりたい。つながりたい。」そう語る桝岡さんと話しているうちに、「絵本カフェを始めたら、もっとたくさんの人にこひさまのことを知ってもらえるかも。」と考えたゆかりさん。
出会いに後押しされ、ゆかりさんは場所と絵本を、桝岡さんはカフェのメニューを持ち寄って、ゆるりと「こひさま×おさじ絵本カフェ」は始まりました。
「こひさまとゆかりちゃんと出会えて、一緒にカフェができるのは運命なんじゃないかな。出会いに感謝です。」と桝岡さんは話します。
![ゆかりさん…さん(右)](https://www.hotosena.com/wp-content/uploads/article/13924554/24122565.jpg)
子育て中のお母さんがほっとできる居場所を
「子育て中のお母さんが周りを気にせず、子どもと一緒にくつろげる絵本のあるカフェや、ほっとできる居場所を作りたかったのです。」
お客さんに目線を向けながら、ゆかりさんが教えてくれました。
子育て中、孤独になりがちなお母さんが、大先輩のおばあちゃんにお話を聞いたり、同じ世代のお母さんと情報交換したりできる場所。
そんな場所にできればという願いが、絵本カフェには込められています。
![手作りの「…よ」のぼり](https://www.hotosena.com/wp-content/uploads/article/13924554/24122566.jpg)
「あいてるよ」この青いのぼりが目印です。
少し見つけにくいかもしれませんが、そこにはほっこりした空間と人、おいしいお菓子が待っています。