ある日、突然の頭痛に違和感…病院でMRIを受けるとまさかの事態に…!?当時の体験について話を聞いた

ある日、突然の頭痛に違和感…病院でMRIを受けるとまさかの事態に…!?当時の体験について話を聞いた

閃輝暗点(せんきあんてん)という言葉を聞いたことがありますか?

突然、視界にギザギザした光や稲妻のような模様が現れ、一時的に見えにくくなる現象を指します。症状には個人差があり、多くは数十分ほどでおさまりますが、その後に頭痛を伴う場合もあれば、伴わない場合もあるといわれています。

今回は、閃輝暗点の体験を漫画にしてSNSで発信している@dndn.mushiさんに、初めて症状が現れたときのことや、その後の向き合い方について話を聞きました。

提供元:@dndn.mushiさん(Instagram)

目の違和感からひどい頭痛と吐き気が襲い…

@dndn.mushiさんは中学生のとき、授業中に教科書が読みづらく感じて目に違和感を覚えます。すぐに休み時間になり、一度は目の違和感を忘れられそうに感じていましたが、その後、ひどい頭痛が始まりました。

「なぜか急に強い頭痛が起きた」という感覚で、吐き気も伴っていたものの、熱はなく、不思議に感じたといいます。

保健室へ向かおうとしますが、途中で座り込んでしまうほどのつらさでした。
「体調をあまり崩さないほうだったので、よく覚えています」と振り返ります。

その後、病院を受診しMRI検査も受けましたが、なぜか異常は見つかりませんでした。

閃輝暗点とは②(@dndn.mushiさんより提供)

後に閃輝暗点と診断されてから振り返ると「文字を読んだり書いたりしていると違和感に気づきやすい一方で、ぼーっと周りを見ているときは症状に気づきにくかったです」と話しています。

その後も@dndn.mushiさんの場合、症状は1年半に一度ほどとまれで、閃輝暗点だとは気づけませんでした。

再び現れた症状と受診のきっかけ

社会人として働いていた22歳のころ、パソコン作業中に視界がチカチカし、見たい部分が見えにくくなりました。10分ほど休んでも違和感は戻らず、仕事にならなかったため、職場の人に「眼科に行ってみたら?」と勧められ、早退することにしました。

閃輝暗点とは③(@dndn.mushiさんより提供)

しかし、帰宅途中には目の違和感がなくなり、疑問を抱いているとじわじわと頭痛が始まり、家に着くころには歩くのも座るのもつらいくらいの痛みになります。

頭痛が治まった後、すぐにインターネットで症状を調べ「閃輝暗点」という言葉や、症状に応じて強い痛み止めが処方されることを初めて知りました。

それまで頭痛の際は市販薬を使用していましたが、効果は感じられなかったといいます。そのため、次に起こる可能性に備えて、かかりつけの内科を受診することにしました。

閃輝暗点とは⑤(@dndn.mushiさんより提供)

発作の変化と日常での向き合い方

@dndn.mushiさんが閃輝暗点について漫画を描いたのは、今から4年前のことでした。

当時はデスクワークをしており、3ヶ月に一度ほど強い発作が起きていたものの、仕事を辞めてからは徐々に回数が減ってきたといいます。また、その変化については、出産や年齢の影響もあるかもしれないと感じていました。

閃輝暗点とは⑥(@dndn.mushiさんより提供)

最近は、半年に一度ほど発作が起こっていますが、痛みの度合いは以前に比べてすごく楽になったそう。

閃輝暗点が起きるタイミングは@dndn.mushiさんの場合、ほとんど把握できないほど不定期です。傾向としては、画面の見すぎで目が疲れているときや、強い日差しを見たとき、緊張が解けたときなどに起こることがあるものの、必ずしも当てはまるわけではないそうです。

対処法として、眩しいものを見ない、ブルーライトカットの眼鏡をする、夏はサングラスか日傘を使用するなどの工夫をしていることを話していました。

同じ悩みを持つ人へ伝えたいこと

今回、@dndn.mushiさんが閃輝暗点を漫画として発信したのは、同じような症状で悩んでいる人がいたら「私と同じ閃輝暗点かもしれない」と、受診や気づきのきっかけになればと考えたのが一番の理由でした。

その背景には、閃輝暗点とわかるまで、周囲の人に説明ができなくて困った経験があったからでした。また、まだ広く知られているとはいえない症状であることから、少しでも認知が広がってほしいという思いも込められています。

閃輝暗点とは⑦(@dndn.mushiさんより提供)

実際に投稿したところ、同じ痛みやつらさを経験している人が多くいることを知ることができました。それと同時に、合う薬を見つけることができれば、発作時も仕事を継続できるくらい痛みが軽減するという前向きな意見もあったそうです。

最後に@dndn.mushiさんは「この症状で悩んでいる方に合う薬が見つかり、うまく付き合っていけるようになることを願っています」とメッセージを送ります。

自身については「今後もマイペースに日常の記録を書き残していけたら」と話していました。

投稿には「まさにこれです!!!」「片頭痛のつらさわかります!」などの多くの声が寄せられており、同じような症状と向き合っている人が多いことがわかります。一方で「周りにはなかなか理解されない」という内容もありました。

@dndn.mushiさんの投稿を通して、閃輝暗点という症状を知る人が増え、症状への理解が広がっていくきっかけの一つとなることを願いします。

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