娘さんが描いたケーキの絵。その“理想のケーキ”を、ママさんが本気で形にしました。いったいどんなケーキが完成したのでしょうか?
「絶対これを作る」から始まったケーキ作り
毎年手作りケーキを作ってきたという投稿者さん。今年は娘さんが「こういうケーキがいい」と、リクエストを込めたイラストを描いてくれたそうです。
「絵をもらったときは、ワクワクしましたね。絶対これを作ろうと思いました」と、ママさんも一気にやる気が高まったといいます。
イラストには、シャインマスカットが贅沢にのった華やかなケーキが描かれていました。そのイラストを再現するべく、細かな部分までこだわって制作が始まります。
こだわりは“シャインマスカット”と“抹茶マカロン”
リクエストの中心は、とにかくシャインマスカット。そのため、ケーキには丸ごとのマスカットをたっぷり使用し、2段のサンドにも半割りをたっぷり挟みました。

「抹茶のマカロンがいい」という娘さんのリクエストにもこたえる形で抹茶を使用。
娘さんが描いた“緑のクリーム”も、シャインマスカットのペーストを使って自然な色と味を再現。プレートはホワイトチョコレートで仕上げるなど、絵の雰囲気に寄り添いながら完成度を高めていきました。
完成したケーキを見た娘さんの反応は…
完成したケーキを目にした娘さんは、思わず「わぁ、すごい~」と、思わず歓声を上げたそうです。中でも特に嬉しそうだったのが、マカロンでつくった“11”の飾り。

大きめに作っていたこともあり、娘さんの目は一段と輝いていました。
そんなケーキ作りを続けるなかで、ママさんの中にある強い思いが芽生えたといいます。
「お誕生日って誰にも年に1度ある、幸せな瞬間だなと感じました。バースデーケーキを極めて、ずっと誰かのお誕生日ケーキを作れる人生にしたいと思いました」

“お菓子作りを仕事に”という夢を形にするために
コロナ禍で仕事に影響が出たことをきっかけに、39歳で製菓の専門学校へ入学。卒業後、ママさんは現在のパティスリーで見習いとして働きながら腕を磨く毎日を送っています。
2年後には、新居に工房をつくり、お菓子販売を始めたいという夢に向かって準備を重ねているところです。

娘が描いた一枚のイラストから生まれた、世界にひとつだけの誕生日ケーキ。
投稿には「あたしもケーキ作って」「こんなお母さんいて羨ましい」「すっごい」「美しい」「お店開けそう」などのコメントが寄せられていました。
家族の笑顔とともに生まれるケーキの物語は、これからも多くの温かい瞬間を届けてくれそうです。
取材元:@haremama43さん(Threads)

