日々成長を続ける子どもたち。その変化はあまりにも自然で、気づかないうちに過ぎてしまうこともあるのかもしれません。@ppp_papapanda_さんが、5歳の息子さんのために書いた連絡帳をThreadsに投稿すると「思いやり半端ない」「尊敬します」などのコメントが寄せられ、話題になっています。思いやり溢れる、尊敬される連絡帳とはいったいどのような内容なのでしょうか?
連絡帳に書いた内容について、パパさんに話を聞きました。
パパさんの書いた連絡帳
パパさんは、年長さんの息子さんの連絡帳を書いています。ある日の連絡帳には、息子さんが良い姿勢でご飯を食べられていたことについて書かれていました。


そこには「直してほしいところばかり見えてしまいますが、実はひっそりとできていること(とき)をしっかりほめてやりたいです」と、パパさんの子育てへの思いも添えられています。
“できた瞬間”を見逃さないパパのまなざし
息子さんには発達障害があり、姿勢を保ち続けたり、じっとしていたりすることが少し苦手。パパさんも食事のときは特に気になっていました。しかし、この日の朝は、まったく姿勢について指摘することがなかったといいます。
パパさんはそんな息子さんを見て「そもそも、指摘する必要がなかったんです。そのときに、私たちから見たらしれっとできるようになっていることも、実は影で猛特訓しているかもしれないし、人知れぬ努力があったかもしれない。気づいて褒めてやらねばならんな」と思いました。


そして、パパさんとママさんだけでは気づけないかもしれないという思いから、園の先生にも共有することに。
息子さんには、良い姿勢で食べていることに気づいた瞬間、抱きしめてチューをしたというパパさん。息子さんは笑ったような気もしたものの、控えめな反応だったようです。
しっかりとほめてあげたい
パパさんは、育児に対して特別に意識していないものの、気づいたときにはスルーせず、しっかりほめてあげたいと考えているとのこと。
今回の息子さんの姿からも「一日のうちのほんの数分の良くない行動に目を向けるのではなく、その裏で当たり前のようにできている多くの行動にもきちんと気づいてあげたい」と感じたといいます。


今後については「このまま彼のペースで彼なりに成長していってくれたらいいなと思います。彼の気持ちや行動の意図が、まだはっきりとわからないことも多いので、むしろ私が成長せねばと思います。先生(息子)にたくさんご指導いただこうと思っています」と話していました。
パパさんの連絡帳からは、子どもたちの成長を見守るうえで大切なことに気づかされました。子育てを通して、親自身もまた日々成長させてもらっているのかもしれません。

