家族から受け継がれる品には、長年の思い出や温もりが宿り、手に取るだけで当時の情景や笑顔がよみがえるでしょう。@tomomi_muraiさんが、93歳のおばあちゃんから譲り受けたものをXに投稿すると「す、素敵…!」「どうか大切に。」「わぁ、レトロで素敵」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
譲り受けたものについて、@tomomi_muraiさんに話を聞きました。
家を取り壊すことになり…
@tomomi_muraiさんのおばあちゃんは、おじいちゃんを亡くした後、一人暮らしに不安を感じ施設に入ることに。家は今後誰も住まないため、取り壊されることになりました。
その際、おばあちゃんから思い出の詰まったアクセサリーや食器を譲り受けた@tomomi_muraiさん。おばあちゃんが集めたものや、おじいちゃんが旅行先で選んで買ってきたものなど、思い出の詰まった品々です。

@tomomi_muraiさんは、ただ「綺麗」なだけでなく、おじいちゃんとおばあちゃんの暮らしを見守ってきた品々に深い歴史を感じ、大切にしたいと感じます。
「ただの物ではなく、思い出がつまっていると感じました」と話していました。

大切な食器と共に日々を過ごす
譲り受けた食器は、その日のうちにわらび餅をのせて使ったという@tomomi_muraiさん。ほかの食器も、食事のたびにたくさん活用しているとのこと。

「割れてしまう心配もありますが、使ったほうが食器も喜ぶかなと思って。食器を使うたびにおじいちゃんとおばあちゃんのことを思い出せるので、よく使っています」と話してくれました。
アクセサリーはイヤリングのまま付けるか、ピアスに作り替えるか悩んでいるそうです。さらに「指輪はどの指にはめても少し大きいのですが、落とさないように気をつけて身につけたいと思っています!」と語る@tomomi_muraiさんからは、おばあちゃんの思いを大切にしている姿が感じられました。
アクセサリーや食器の思い出
@tomomi_muraiさんの家族は、よくおじいちゃんの家で手作りの肉まんを楽しんでおり、そのとき使われていたのが譲り受けたお皿でした。
「少しの着色汚れも思い出が詰まっていて好きです」と@tomomi_muraiさん。
おばあちゃんはいつもおしゃれで、アクセサリーを譲り受けられたことも嬉しかったそうです。
「おばあちゃんのように、どんなアクセサリーも素敵に使いこなせる女性になりたい」と話していました。

また「とても優しいおばあちゃんです」と語る@tomomi_muraiさん。遊びに行くと、いつもおじいちゃんと一緒に玄関まで迎えてくれ「よく来てくれたね」とハグしてくれたそうです。おばあちゃんは料理も上手で、食器を洗うと褒めてくれたため、泊まりに行ったときは進んで洗っていたといいます。
他にも、散歩の途中で花の名前を教えてもらったことも多く「今でも花が好きなのは、その影響だと思います」と話していました。

おばあちゃんとおじいちゃんとの思い出が詰まったアクセサリーや食器たち。これからもそれらを使うたびに、懐かしくて温かい記憶がそっとよみがえってくることでしょう。

