@sa_chi_tanさんが、衰弱し細菌感染までしていた子猫を引き取りました。命の危険な状態でしたが、子猫を見つけた人や病院の先生、家族、そして子猫自身が諦めなかったおかげで、現在も元気に生きています。
保護当時の様子や、成長した子猫の様子がInstagramに投稿され、話題になっています。
そこで@sa_chi_tanさんに話を聞きました。
一刻を争う状態だった子猫を保護して…
2025年8月9日の夜、突然@sa_chi_tanさんのところに「生まれて間もない子猫を保護したけれど、どうしたらいい?」という相談の連絡がきました。保護した人によると、子猫は外の壁の間の10cmほどの隙間に落ちていたといいます。

保護場所が遠かったため、まず相談者にできることをアドバイスし、翌朝病院へ連れて行ってもらうことにしました。しかし、夜でミルクが手に入らず、家族に猫アレルギーがあること、何より子猫の容態が悪かったため、一刻を争うと判断。
そこで、@sa_chi_tanさんは引き取りを決め、営業している病院を探して受診しました。
医師から「これは厳しい」と言われたほどだった
@sa_chi_tanさんがその子猫を見たとき、思った以上の小ささとグッタリ感に危険だと感じました。
「少し前に、多頭飼育崩壊にいた子猫ちゃんが同じような状態で亡くなってしまったので、その子猫のことを思い出してフラッシュバックしました…」と@sa_chi_tanさん。それと同時に、この子こそは助けたいという思いになりました。

ひどく衰弱していたため、獣医さんからは「これは厳しいな…」とも言われたほど。また、両目からは膿が出ており、細菌感染もしていることがわかったのです。そのときの体重は、わずか60gで、生後1週間も経っていませんでした。
子猫を小平(こだいら)ちゃんと名づけ、保温、そしてミルクやブドウ糖を小まめに口に含ませながら寝ずに看病した@sa_chi_tanさん。

病院では点滴してもらい、目から膿も出ていたので目薬も点眼しました。また、小平ちゃんはミルクを自力で吸うことはできませんでしたが…。シリンジでミルクを口に入れると、飲み込もうとしました。
「飲み込もうとする力がある」と感じた@sa_chi_tanさんは「一緒に頑張ろう」と懸命に看病を続けたのです。
元気になった小平ちゃん

@sa_chi_tanさんの看病により、小平ちゃんはスクスクと育ち、元気になりました。食欲も増し、我も出てきて自宅の保護猫たちにも負けないくらい堂々としているとのこと。

さらに、成長と共に毛がフワフワ伸びてきて長毛猫ちゃんだと気づいたといいます。

保護されたときの危険な状態から、ここまで元気になるとは想像できなかったでしょう。
「生きることを諦めない」と看病を続けた@sa_chi_tanさんや多くの人のサポートで、一つの命が救われました。
投稿には「生きるんだぞ」「涙を我慢できませんでした」「命ってすごい」などのコメントがたくさん寄せられています。諦めない大切さを教えてくれた小平ちゃんには、これから幸せに暮らしてほしいですね。

