未来の自分を思い描いて、手紙やメッセージを書いたことはありますか?時を経てそれを読み返すと、当時の気持ちや思い出がよみがえり、なんだか不思議な気持ちになりますね。@iwamatsu_14さんが、15歳の自分からのメッセージをThreadsに投稿し、注目を集めています。
多くの人の心を掴んだ「15歳の頃に書いたメッセージ」とは、どのようなものだったのでしょうか…?
過去の自分からのメッセージについて、@iwamatsu_14さんに話を聞きました。
15歳の自分からのメッセージ


現在大学4年生、22歳の@iwamatsu_14さんは、15歳の頃に書いた自分への手紙を投稿しました。そこには「成人式を迎える自分へ」として、2つのメッセージが書かれていました。
1つ目は「15歳の自分の悩みが成人した自分にとって、ばかげたものでありますように」というもの。
2つ目は「何かに劣等感を感じているなら、自分が本当にしたいことを思い出して」という内容です。
こちらのメッセージは、中学生のときに授業で書いたそうで、見るたびに「この言葉のおかげで周りに流されない自分でいられる」と感じるのだとか。

当時の気持ちを振り返って…
そんな@iwamatsu_14さんは離島出身。中学卒業と同時に、県外の高校に進学する同級生も多いなかで、島唯一の高校に進むことを決めました。
自分の決めた選択に対する不安と、本土でいろいろな経験や、機会を得て活躍する同世代の人たちに対する漠然とした劣等感を当時は抱いていたと振り返ります。

15歳の頃の自分が書いた文章を見て「今でも劣等感を持つ自分に未熟さを感じるとともに、それを予期していた15歳の自分に驚きました。また、自分で書いた文であるにもかかわらず、自分を信じて応援してくれる人が1人増えたような気がしました」と語ってくれました。
15歳の自分と現在の自分
15歳の頃と現在の自分を比べると、他人と自分を比べることよりも、自分が人生でどれだけ多くの人を幸せにできるかという絶対的な指標を大切にするようになったという@iwamatsu_14さん。
さらに、その過程で生じる苦しさや劣等感も、乗り越えた先に「最強な自分」がいると思えば、むしろ楽しめるようになったのだとか。

@iwamatsu_14さんは現在、大学で教育を学んでおり、卒業後は人材業界に就職が決まっているとのこと。
キャリア支援の経験を積んだのちに、離島や地方の子どもたちが十分な情報や機会を得て、思いきり夢を追えるような事業を起こしたいと考えているのだそう。
最後に、15歳の自分へ向けて「正直、中学を卒業してもコロナ禍で青春は奪われるし、受験は上手くいかないし、報われることは多くない。でも、苦しいことから逃げずに、もがききった経験が今の自分の強さと夢に繋がっている。そのままもがき続けていてほしい」とメッセージを送ってくれました。
昔の自分からのメッセージには、思わず考えさせられるものがありますよね。これからの自分に向けて、今日という日々を大切に過ごしていきたいものです。

