普段は真面目な家族が、ふとした瞬間に見せる予想外の行動は、最高の笑いと癒しを届けてくれます。
そんな中、今回「家族全員で大笑いしました」と語るのは、30代でアルバイトとして働く女性。
普段は几帳面だという旦那さんが、ある夜リビングで見せた”スパイのような謎の行動”と、その裏に隠された優しい理由について、お話を伺いました。
夜のリビング、壁と対話する夫!?
その出来事が起きたのは、夜の20時頃。夕食を終え、小学生のお子さんたちと家族みんなでリビングでくつろいでいた時のことでした。
突然、旦那さんのケンジさん(仮名)が無言で立ち上がり、掃除機を持ち出してきたのです。そして次の瞬間、ケンジさんはなぜか壁に向かって、非常に真剣な顔つきで念入りに掃除機をかけ始めました。
その姿は、まるで壁に話しかけているかのよう。あまりの謎の光景に、家族は一瞬静まり返りました。
「静かに!敵が逃げる!」スパイのような夫に家族騒然
「ねえ、何してるの?」と奥さんが声をかけると、ケンジさんは人差し指を口に当て、低い声でこう一言。
「静かに!敵が逃げる!」
その言葉に、お子さんたちは「パパ、どうしたの!?」と目を丸くして大騒ぎ。飼い猫もその異様な雰囲気に驚き、ソファの下へと隠れてしまいました。
スパイ映画のワンシーンのような夫の動きに、奥さんは笑いをこらえながら、こっそりスマートフォンで動画を撮影し始めたそうです。
“変な行動”の裏にあった、父としての優しさ
ケンジさんの「任務」が完了した後、理由を尋ねてみると、その意外な真相が明らかになりました。
「壁のすき間から小さなクモが出てきて、子どもたちが怖がっていたのを見て、今のうちに退治しようと思ったんだ」
しかし、手で触るのはどうしても嫌だったため、掃除機の吸引力で一気に吸い取ろうと考えた、とのこと。子どもたちを守るための行動でしたが、その真剣すぎる表情とコミカルな動きのギャップに、奥さんは思わず吹き出してしまいました。
「理由を聞いて、怖がる子どものためにすぐ動いてあげた優しさに感心しました。と同時に、その発想がユニークすぎて、しばらく笑いが止まりませんでしたね」
掃除機を片付けながら「任務完了」と呟くケンジさんの姿は、家族の目にはまるでヒーローのように映っていたそうです。
最初は「ついに疲れが出たのかな…?」と心配したそうですが、その行動が家族を思う優しさから生まれたものだと知り、心がほっこりしたと奥さんは語ります。この日以来、旦那さんの少し不思議な行動も、愛情の裏返しなのだと微笑ましく見守れるようになったそうです。
このお話のように、ご家族のちょっと変わった、でも愛情深い行動に笑ってしまった経験はありますか?
