登校直前、小6息子「今日、エプロンいるって!」焦った母が“7分で準備したモノ”に「時代の先取り」「その発想は天才」

登校直前、小6息子「今日、エプロンいるって!」焦った母が“7分で準備したモノ”に「時代の先取り」「その発想は天才」

子どもの「急なお願い!」は、親の対応力と創造力が試される瞬間です。絶体絶命のピンチも、時として最高の笑い話に変わることがあります。そんな中、今回「不可能はないと思いました」とパワフルに語るのは、38歳の主婦のお母さん。登校直前の息子のSOSを、驚きのアイデアで乗り切った武勇伝とも言えるエピソードについて、お話を伺いました。

残り7分の絶望。「今日、エプロンいるんだけど!」

その日の朝も、お母さんの家はとんでもない忙しさでした。そんな中、小学6年生の息子、タクヤくん(仮名)がリビングに響き渡る大声で叫びます。
「ママ! 今日、エプロンいるって言われてた!」時計を見ると、家を出るまで残りわずか7分。お母さんの口からは、思わず「え!? いま言う!?」という悲鳴が。慌てて家中を探すも、子ども用のエプロンは洗濯カゴの中でまだびしょ濡れの状態でした。「どうしよう、先生に怒られる…」と半泣きになるタクヤくん。万事休すかと思われたその時でした。

母、覚醒。「世界に一つだけのハイパーエプロン!」

息子の不安げな顔を見たお母さんは、一度深呼吸をすると「待って、ママに任せなさい!」と力強く宣言。ひらめいたお母さんが向かったのは、キッチンの引き出し。大きめのゴミ袋を一枚取り出すと、ハサミで首と腕の部分をジョキジョキと切り抜いていきます。あっという間に、簡易的な黒いビニールエプロンが完成しました。「はい! これが世界に一つだけのハイパーエプロンよ!」
そう言ってタクヤくんに着せると、鏡を見た本人は絶句。「ママ…これ…ゴミ袋じゃん…」と固まってしまいます。しかし、お母さんはニヤリと笑って切り返しました。「そうよ、エコで環境にやさしい最新モデルなの!」

先生に爆笑され「逆に天才」と褒められた息子

「えぇぇぇ!?」と叫びながらも、タクヤくんは渋々その”ハイパーエプロン”を身につけて学校へ。そして夕方、帰宅したタクヤくんから、お母さんは予想外の報告を受けます。
「ママ、先生に爆笑された!でも、『その発想は逆に天才だ』って褒められたよ!」その言葉に、お母さんは「ほらね、ママのアイデアは時代を先取りしてるでしょ?」と胸を張り、家族みんなで大笑い。朝の絶望的な状況は、その日一番の笑い話に変わったのです。この出来事を通して、お母さんは母としての知恵を確信したと言います。
「『なければ作る』。これに尽きますね。どんな状況でも、工夫次第でなんとかなる。不可能はないんだなと実感しました」お母さんの機転とユーモアは、息子のピンチを救っただけでなく、「工夫することの楽しさ」を教える最高の機会となったようです。

このお話のように、お子さんとのやり取りで「ハッとした」エピソードはありますか?

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