文化や言葉は同じでも、中高生の視点は時に私たち大人に大きな気づきを与えてくれます。
そんな中、今回「ハッとした!」と語るのは、20代の女性会社員であるカナさん(仮名)。
コンビニで見かけた“見た目はヤンチャそう”な中高生が見せた意外な優しさについて、カナさんにお話を伺いました。
「代わりにお呼びしますよ」純粋な行動に…
ある日コンビニに立ち寄ったカナさんは、ひとりの中高生を見かけました。
「金髪ではないけれど、今っぽいヤンチャそうな格好をしていたんです。ツーブロック的な髪型で、ガムを噛んでて、パッと見るこの人悪いんだろうなって感じる態度でした」と、カナさんは当時の印象を語ります。
しかし、いざレジで会計をしようとした時、予想外の出来事が起きました。
「私が店員さんを呼んだんですが、声が聞こえなかったみたいで…」
すると、その中高生がカナさんに代わって「代わりに呼んでくれた」というのです。


「周りを見てる」と気づかされた中高生の優しさ
中高生のまさかの行動に、カナさんはすぐに心を打たれたと言います。
「意外と周りを見ててすごいなって思いました。自分がレジをされるわけではないのに、他人にそんな優しいことができるんだって」
カナさんが「ありがとうございます。」と伝えると、中高生は「首を前に出してお辞儀されただけ」だったそうですが、その時の気持ちをカナさんは
「とても嬉しかったのと、見た目で判断してはいけないんだなって思いました」と振り返ります。
中高生が教えてくれた「見た目で判断しないことの大切さ」
中高生のさりげない優しさは、カナさんにとって「人を見た目で判断できないな」と感じる瞬間となりました。
「優しそうに見える人が優しくなかったり、怖そうに見える人が怖くなかったりすることがとても多いので、見た目だけで判断してはいけないんだなとよく思ってます」と、カナさんは改めて感じたと言います。
「意外と優しい!」中高生の純粋な心が教えてくれた、見た目と内面のギャップ、そして他者を思いやる尊い想いを感じさせるエピソードでした。
