小さな命との出会いは、思いがけない瞬間に訪れるものです。
屋根裏から聞こえたかすかな鳴き声がきっかけとなり、1匹の子猫が救われました。
@yoppy0515さんが、保護猫の様子をInstagramに投稿すると「尊敬します」「皆の愛が詰まってる動画」「幸せな子」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
今回は、その保護から現在までの経緯を伺いました。

屋根裏から聞こえた小さな声との出会い
田植えを終えた実家での帰り支度中、天井からかすかな鳴き声が聞こえたと@yoppy0515さんは話します。
耳を澄ますと、それは間違いなく子猫の声でした。

しかし、鳴き声のする場所は玄関の屋根裏。
直接手を伸ばすことができず、甥っ子さんが虫取り網を使って子猫をおびき寄せ、その後メダカ用の小さな網で保護したそうです。
偶然の発見と家族の協力が、子猫を救う大きな一歩となりました。

へその緒がついたままの子猫を育てる日々
保護した子猫は、目も開いておらず、へその緒も残る生後数日の赤ちゃんでした。
親猫の代わりを務めるため、3時間おきの授乳が始まります。

ミルクを飲ませるたびにティッシュで排泄を促し、清潔に保ちました。
日中は仕事中の旦那さんも一度帰宅して世話に加わり、家族一丸となって小さな命を支えたといいます。
さらに、動物病院の「夏でもしっかり温めて」というアドバイスに従い、授乳のたびに湯たんぽを温め直す生活が続きました。

犬たちとの出会いと里親へのご縁
@yoppy0515さんの家には、優しい性格の犬たちも暮らしています。
子猫が来た瞬間から彼らは不思議とお世話役になり、体を舐めたり、排泄を助けたりと、まるで兄弟のように寄り添ってくれたそうです。
犬たちと過ごしてきた子猫は、生後1ヶ月を迎える頃にはすっかり打ち解け、じゃれ合いながら遊ぶようになります。

その後、後輩の旦那さんの職場の方が里親になりました。以前飼っていた猫を亡くして間もなかったその方にとって、新しい出会いは大きな喜びだったようです。現在は「モナちゃん」と名付けられ、写真も送られてくるといいます。

突然の出会いから始まった子猫の物語は、温かな絆とつながりによって大きく広がりました。
野良猫がまだ多く存在する現状を前に、@yoppy0515さんは「これからも野良の子猫がいたら保護して、里親さんが見つかるまでしっかりお世話をする」と語ります。

小さな命がつながった奇跡は、これからの行動にも力を与えてくれることでしょう。

