「とっても美味しそう」「断面も楽しみ」「向上心溢れている」とThreadsで話題になった、手作りショートケーキの投稿。このケーキを作ったのは投稿者さんのお父さんで、なんと81歳からケーキ作りを始めたというから驚きです。
今回は投稿者の@wagamichilifeさんに、お父さんのケーキ作りのきっかけやご家族のエピソードについて聞きました。
81歳で始めたケーキ作り

投稿で注目を集めたのは、85歳になる投稿者さんのお父さんが作ったショートケーキ。
「81歳から作り始めました。実はずっと前からケーキを作ってみたいという思いがあったと聞いて、当時驚いた記憶があります。80歳を過ぎ、思い残すことをしたくないと決断して作り始めたとのことでした」と@wagamichilifeさんは話します。

お父さんは元公務員で、もちろんパティシエの経験はありませんでした。それでも思いを形にしようと、一歩を踏み出したそうです。
現在はショートケーキだけでなく、パウンドケーキやクッキー作りにも挑戦しているとのこと。

家族みんなで味わう「幸せの味」
投稿されていたショートケーキは、家族4人でいただいたそうです。
「スポンジがふわふわで、生クリームは甘すぎず、とにかくとってもおいしかったです。いくらでも食べられちゃう、すぐおかわりしたくなるほどのおいしいショートケーキでした。家族もみんな喜んで食べていました」
さらに、お父さんは毎月ケーキを届けてくれるとのことで「父は携帯を持っていないのですが、ケーキの感想を知りたいといつもソワソワしていると母から聞いているので、母のLINEにすぐに感想を送るようにしています。それと同時に会ったときにもお礼と家族の反応などを伝えるようにしています」と微笑ましいエピソードも教えてくれました。

年齢は関係ない、好きなことを楽しむ姿
投稿に寄せられた多くの反響を受けて、投稿者さんは「『85歳』『父』という両方に驚きを持ってくれた方が想像以上に多かったです。ケーキの写真を見て、それぞれのお父さんとの思い出がよみがえった方も多かったようで、そんなきっかけになったのなら嬉しいです」と話します。

「やりたいと思っていてもやれないことってあるけれども、いくつになってもその気があればスタートできるし、年齢は関係ないのだと感じました。勇気づけられた方も多かったようです。好きなことをやっているので気持ちも前向きだし、次は何を作ろうかと、未来に向かって楽しんでいる様子が伝わってきます。私もそういうふうに歳をとっていきたいと父の背中を見て思っています」と、ご自身の思いも語ってくれました。
85歳で夢を形にし、家族や多くの人に笑顔を届けたお父さん。
これからも新しいケーキ作りに挑戦しながら、家族の食卓を彩っていくことでしょう。

