自分の眠りについて、どれくらい意識していますか。
50代・Webライターの女性は、「まさか自分が」と思う出来事をきっかけに、睡眠と向き合うことになりました。
「いびきがひどいから、病院に行きなさい」と言われて
きっかけは、叔母と一緒に旅行へ行ったときのことでした。
「あなた、いびきがひどいから一度病院に行ったほうがいい」
そう言われ、はじめて自分のいびきを指摘されたといいます。
自分ではまったく自覚がなく、その場では半信半疑だったそうです。
眠れないのは、別の理由だと思っていた
受診前、女性は特に大きな問題を感じていませんでした。
うつ病を患っていたこともあり、
「眠った気がしない」「日中にウトウトする」といった感覚はありましたが、それは精神的な影響だと思っていたといいます。
「睡眠時無呼吸症候群が原因だとは、まったく考えていませんでした」
検査で告げられた「1時間に100回、呼吸が止まっています」
病院で相談したところ、睡眠外来を紹介され、
一晩、検査キットを装着して眠ることになりました。
結果を聞いて、女性は言葉を失ったといいます。
「1時間に100回、息が止まっています」
自覚症状はまったくなく、しばらく頭がフリーズしたような感覚だったそうです。
「これは、きちんと治さないといけないと思いました」
思っていたより、治療器具にはすぐ慣れた
検査結果が出たその日から、治療器具をレンタルし、
マスクを着けて眠る生活が始まりました。
空気を送り込むと聞き、「本当に眠れるのだろうか」と不安もありましたが、
意外にもすぐに慣れたといいます。
今では毎晩欠かさず使用し、あわせてダイエットにも取り組むようになりました。
【専門家の見解】いびきや日中の眠気は「見過ごされやすいサイン」
この話について、Takushi clinic理事長の沢岻美奈子さんに聞きました。
睡眠中の無呼吸は、自分一人で寝ている場合は気づくのが難しいです。
日中の眠気がひどい時には、一度疑ってみることが大切です。
睡眠アプリの利用もいいと思います。
睡眠時無呼吸は男性の病気ではなくて、更年期世代から女性にも増えているのが現状です。
「自分では気づけないからこそ、聞いてみてほしい」
今振り返り、女性はこう話します。
「いびきは、自分では本当に気づきません」
だからこそ、家族や友人に「寝ているとき、どんな様子か」を聞いてみるのも一つだといいます。
少しでも気になる症状があれば、睡眠外来を受診してみてほしい。
「睡眠の質が変わると、日中の過ごし方も本当に変わります」
そう実感しているからこそ、同じように悩む人に伝えたいと語っていました。
【監修者】沢岻美奈子 産婦人科専門医 Takushi clinic理事長
※本記事は、個人の体験談および専門家の見解をもとに構成しています。体の感じ方や原因には個人差があり、すべての人に当てはまるものではありません。
