夫がリモートワーク中…妻「あれ?」違和感を覚えた妻。→その後、気づいた違和感の正体に「素敵」「最強」

夫がリモートワーク中…妻「あれ?」違和感を覚えた妻。→その後、気づいた違和感の正体に「素敵」「最強」

InstagramやTikTokで、人間関係や夫婦・パートナーシップ、会話の距離感をテーマに、漫画と文章を発信しているB.B軍曹(@b.bgunso@b_bgunso)さん。

日常のなかで生まれる、言葉にしづらい違和感や感情を、あえて強いフレーズで切り取りながらも、結論を読み手に委ねる表現が特徴です。
断定しすぎない言葉の置き方は、多くの共感を集めています。

B.B軍曹さんは、どのような思いでこの発信を続けているのでしょうか。
アカウント全体を貫くテーマと、その背景をひもときます。

漫画と化粧品開発、二つの活動に共通する視点

B.B軍曹さんは現在、人間関係や感情をテーマにした漫画・エッセイの制作と、薬剤師として化粧品ブランドのプロダクト開発・運営という、二つの活動を並行して行っています。

一見すると異なる分野ですが、どちらも「日常のなかで生まれる違和感や不安を、どう扱うか」という問いから始まっています。
言葉にできずに抱え込んでしまう気持ちをどう受け止めるか。
肌の悩みに費やす時間を、どうすれば減らせるか。

形は違っても、日々を少し楽にするための試行錯誤という点で、根底は共通しています。

人と関わるたびに感じていた、説明できない疲れ


今の活動につながる原点には、人と関わるたびに感じていた消耗感がありました。
気を遣っているつもりなのに、会話のあとにどっと疲れる。
言えなかった言葉だけが、後から何度も頭に浮かぶ。

大きな衝突はないのに、関係が長く続かない。
仕事でもパートナーシップでも、正直に話して関係を壊すか、黙って自分が削れていくか、その二択しかないように感じていたといいます。

大人の人間関係とは、そういうものだと思い込んでいた時期でした。

言葉の「使い方」に目が向いたきっかけ


その前提が変わったのは、コロナ禍で夫がリモートワークになったことがきっかけでした。
自宅で交わされる仕事の会話が、自然と耳に入るようになります。

揉めそうな場面でも、空気が張りつめない。
相手が納得し、話が前に進んでいく。
同じ日本語を使っているはずなのに、結果がまったく違って見えました。

ここから、言葉の選び方や距離の取り方そのものに意識が向くようになります。
人間関係のしんどさは、性格ではなく、向き合い方や言葉の置き方で変えられるのかもしれない。
その気づきが、現在のテーマにつながっています。

「正解を言い切らない」ために守っていること


B.B軍曹さんの投稿は、印象的な言葉が多い一方で、結論を断定しません。
そこには明確な理由があります。

同じ言葉でも、受け取る人によって意味は変わります。
助けになる場合もあれば、苦しさを生む場合もある。
その差は、立場やタイミングといった小さな違いによるものです。

だからこそ、「こうあるべき」「これが正解」と言い切る表現には慎重でありたい。
読む人の人生や選択を、言葉ひとつで書き換えてしまわないことを大切にしています。

発信のスタンスは、背中を強く押すことではなく、いったん言葉を差し出すこと。
どう受け取るか、どう動くかは、読み手自身に委ねられています。

伝わらなかった時間が、表現の軸になった

価値観の変化には、学生時代から続けてきた漫画制作の経験も大きく影響しています。
薬学を学びながら漫画を描き、出版社への持ち込みを繰り返すなかで、何度も「伝わらない」という壁にぶつかりました。

試行錯誤を重ねても、簡単には結果が出ない。
それでも、「やめよう」とは思わなかったといいます。

どうすれば伝わるのかを考え続ける姿勢は、その後の仕事や人間関係にも持ち込まれていきました。
遠回りを重ねた経験が、言葉や距離感を丁寧に扱う現在の表現につながっています。

これから描いていきたいこと


今後については、化粧品開発をはじめ、まだ世に出していない構想がいくつも進んでいます。
一つの商品に数年単位で向き合うことも珍しくありません。

また、書籍の発売をきっかけに、絵と言葉を使った体験の場をつくる計画も動き始めています。
見るだけで終わらず、考えが少し揺さぶられるような場を目指しています。

効率よりも納得感を優先する姿勢は、これからも変わりません。
そしてB.B軍曹さんはSNSでの発信をもとに、これまでに『全てのネガティブをプラスに変える夫 髭の 「人生満点じゃなくてもはなまるだ 編」「NGと書いてナイスガイと読む 編」「さては人生3周目だな 編」』3冊の書籍を刊行しています。

これらの書籍は、SNSで描かれてきたテーマを、別のかたちで掘り下げた記録とも言えそうです。

違和感を、なかったことにしないために

B.B軍曹さんの発信は、日常のなかで生まれる「なんとなくしんどい」という感覚を、置き去りにしないことから始まっています。

答えを急がず、正解を押しつけず、
それでも違和感から目を逸らさない。

そんな姿勢で、会話と人間関係の余白を描き続けています。

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