子どもの描く文字には、その子らしい感性がにじむものです。
小学生の娘さんが書いた漢字を@naminori_seitaiさんがThreadsに投稿すると「口角が上がりますね」「何かジンときちゃいました」「笑顔だあ」などのコメントが寄せられ、話題となっています。
今回はこの投稿について、ママさんに話を聞きました。
笑顔を感じる「歩」

投稿されていたのは、小学3年生の娘さん(8歳)が書いた「歩道」という漢字。
ママさんが「娘の書く『歩』の人にいつも和む」とコメントを添えてThreadsに投稿したところ、その中の「歩」という漢字が人文字で笑っているように見え、投稿を見た人たちの心を和ませました。

「いい顔で笑ってるな、きっと明日はいいことあるさって言ってくれそうだな、この人がもし喫茶店に居たら心に沁みる珈琲入れてくれるだろうなって思いました」と話すママさん。
「笑顔の歩」が生まれるまで
ママさんは「最初は真顔気味だったのですが『コレ顔みたいに見えるね』って言ったら、少しずつ進化してあの笑顔に至ります。今や漢字テストでバツになりそうなくらい笑顔になってるので、テストのときは笑顔にしなくていいよと伝えています」と明かしてくれました。

また、漢字を覚えるのが苦手だったという娘さんも、ユーモアで学びを楽しむようになったといいます。
「1年生のときに『赤』と『青』を混ぜて書いてしまったとき『コレじゃ「むらさき」になっちゃうね』と言ったところ、それが面白かったようで漢字に興味を持ってくれました。それ以降『雲』をもくもくさせて書いたり『指す』を指の絵で表してみたりと、ときどきとんちを効かせて楽しく書いてます」と、娘さんにとって、漢字は「勉強」ではなく「表現の一部」になっているようです。


文字にもにじむ優しさ
雨の日は傘を持っているはずが、いつもズブ濡れで帰ってくることが多かったという娘さん。詳しく話を聞くと、雨の日の下校時、傘がない子が居ると毎回自分の傘に入れてあげていたといいます。

「傘をさすのが苦手かと思ってたら、ある日下級生と相合傘をしてるのを見かけて。その優しさに驚きました」と親であるママさんも驚いたそうです。
歩道にいる芋虫を見つけ、安全な場所まで誘導して帰りが遅くなったこともあったのだとか。
見る人の心を温かくする娘さんの「歩」。
日々の中で人にも生き物にも優しさを向けるその姿勢が、きっとこれからも多くの笑顔を生み出していくことでしょう。

