同僚と同時期に結婚し、先に出産した女性。産後で不安定になるも→“思わぬ気遣い”に「深い優しさを忘れない」「私も絶対支えになる」

同僚と同時期に結婚し、先に出産した女性。産後で不安定になるも→“思わぬ気遣い”に「深い優しさを忘れない」「私も絶対支えになる」

人生の大きな節目において、友人が見せてくれる何気ない優しさが、一生の宝物になることがあります。
そんな中、今回「本当に助けられました」と語るのは、30代の女性会社員の方。
心も体も不安定になりがちな産後の時期に、職場の同期が見せてくれた、温かい気遣いのエピソードについてお話を伺いました。

同じ職場の同期と、同じ時期に迎えた人生の転機

お話を伺った方と、同期のアキさんは、不思議と同じタイミングで人生の大きなイベントを迎えていました。
職場の別々の部署に所属する男性とそれぞれ結婚した時期が近ければ、妊娠がわかった時期もほぼ同じ。お互いに励まし合いながら、新しい人生のステージへと歩みを進める、特別な絆で結ばれた存在でした。

退院直後に届いたチーズケーキと、手作りの「ママ」の旗

先に出産を終えたのは、お話を伺ったご本人でした。無事に退院し、慣れない育児と自身の体の回復で心身ともに余裕がない中、アキさんがすぐに自宅へ駆けつけてくれたのです。
その手には、彼女の大好物であるチーズケーキが。そして、そのケーキの上には、アキさんが手作りしてくれたであろう、小さな旗がちょこんと立っていました。旗には、たった二文字、「ママ」と。
「産後で情緒が不安定だったこともあり、その優しさが胸に響いて、余計にぐっときました。色々なことが重なって大変だったので、ただそこに居てくれるだけで幸せで、『ありがとう!』としか言えませんでした」

「この人のために」心に誓った、友情への感謝

アキさんの気遣いは、この時だけではありませんでした。
「私が塞ぎ込みそうになっていると、『調子どう?ご飯行こうよ!』『写真撮りに行こう!』と趣味を通じて外に連れ出してくれたり、悩み事があると実家に呼んでくれて、ご家族総出で話を聞いてくれたり…。いつも本当に助けられていました
だからこそ、退院直後のチーズケーキと「ママ」の旗は、アキさんの深い優しさが凝縮された、忘れられない贈り物になったのです。
「本当に助かった、と思いました。そして、もし彼女が辛い時には、私も絶対に支えになってあげたい、信頼される人間になろう、と心に誓いました」
この出来事を通して、相手を思いやる行動が、どれだけ人の心を温め、ご機嫌にできるかを学んだと語ります。アキさんの優しさは、これからも彼女の人生の道しるべとなって、周りの人々を照らしていくことでしょう。

このお話のように、友人の何気ない一言や行動に、心を救われた経験はありますか?

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