初めてのお泊まり会をする小3娘。食後、お友達が取った”まさかの行動”に「きちんとした躾」「魔法の言葉」

初めてのお泊まり会をする小3娘。食後、お友達が取った”まさかの行動”に「きちんとした躾」「魔法の言葉」

「親の言うことは聞かなくても、友達の真似はする」とはよく言いますが、時に友達がもたらす良い影響は、親の言葉以上に子どもの成長を促すことがあります。そんな中、今回「素晴らしいなと感じました」と語るのは、30代で看護師として働くお母さん。9歳の娘さんのお友達が、初めてお泊まりに来た時に見せてくれた、何気ないけれど心のこもった行動についてお話を伺いました。

初めてのお泊まり会。食後に見せた、9歳児の驚きの行動

その日、9歳になる娘のミユちゃん(仮名)のお友達、サキちゃん(仮名)が初めてお家に泊まりに来てくれました。みんなで楽しく夕食を囲み、お腹いっぱいになった後のことです。いつもなら、娘のミユちゃんは食事が終わってもテーブルでぐずぐずとお喋りを続けている時間でした。しかしその時、サキちゃんがすっと立ち上がり、お母さんも予期していなかった行動に出ます。

何も言わずにシンクへ。小さな「ありがとう」に母、感激

サキちゃんは、自分が使った後のお皿を当たり前のように手に取ると、キッチンのシンクまで静かに運んでくれたのです。そして、お母さんの方を振り返り、にこっと笑って「(ごちそうさまでした)ありがとう」と、きちんとお礼まで伝えてくれました。誰に言われるでもなく、ごく自然に行われたその行動に、お母さんは深く感心したと言います。「本当にびっくりしました。ご家庭で、お母さんがきちんと躾をされていて、感謝の気持ちを伝えることの大切さもしっかり教えていらっしゃるんだな、と感じました」

最高の「お手本」が我が家に。娘に生まれた良い変化

お母さんが「サキちゃん、ありがとう!えらいねぇ」と褒めているのを見ていた、娘のミユちゃん。すると、ミユちゃんも慌てて自分のお皿を持ち、サキちゃんの真似をしてシンクまで運んできたのです。いつもは「片付けなさい!」と声をかけないと動かない娘が、その日は何も言わずにピッと動いてくれました。この出来事は、ミユちゃんにとって大きな刺激になったようです。「それ以来、『サキちゃんみたいに片付けしてー』と言うと、魔法の言葉のように素早く動くようになりました(笑)」

この一件をきっかけに、お母さんは家庭での教育方針を改めて見直したそうです。「お皿を片付けることを我が家のルールにしたのはもちろん、他所のお家で何かをいただいたら、必ず『ありがとう』のお礼を言うことを、何度も繰り返し伝えるようになりました」サキちゃんの小さな行動一つが、ミユちゃんにとって最高の「お手本」となり、家族みんなにとって大切なことを学ぶきっかけとなった、心温まるエピソードでした。

このお話のように、お子さんとのやり取りで「ハッとした」エピソードはありますか?

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