子育てを通じて出会う人との繋がりは、時に予期せぬ感動や、日々の生活を豊かにする学びを与えてくれます。
そんな中、今回「本当に嬉しくて、驚きました」と語るのは、30代でパートとして働くお母さん。
あるママ友から受けた、さりげなくも心のこもった気遣いのエピソードについて、お話を伺いました。
「子どもたちに」と渡された袋を開けると…私宛のサプライズプレゼント
それは夏休みのある日のこと。お母さんは、自分の子どもと仲の良いお友達を一緒にプラネタリウムへ連れて行くことにしました。
出発前、お友達のママであるユミさん(仮名)から、「子どもたちに」とお菓子が入った袋を預かりました。そして、それとは別に「これもどうぞ」ともう一つ、小さな紙袋を手渡されたのです。
お出かけ先でそのもう一つの袋を開けてみたお母さんは、思わず目を見開きました。
「中には、私のために選んでくれたであろうプレゼントの数々と、丁寧な手紙まで入っていたんです。子どもを預かるお礼ということだったのでしょうが、もらい過ぎではと思うほどで…。でも、そのお気持ちが本当に嬉しかったです」
「こんな素敵な人が…」驚きと感謝で胸がいっぱいになった瞬間
予想もしなかったサプライズに、お母さんは「嬉しいという気持ちと同時に、『こんな細やかな気遣いができる人がいるのか!』と、ただただ驚きました」と当時を振り返ります。
すぐさまLINEで「びっくりしたこと、そして本当に嬉しかったこと」を伝え、次に会った時にも改めて感謝の気持ちを伝えたそうです。
思い返してみれば、ユミさんの気遣いは今回に限ったことではありませんでした。
「例えば、ママ友たちのグループLINEでも、誰かがコメントをすると必ずリアクションをしてくれるんです。自分の投稿を見てもらえたと分かると、みんな嬉しいはず。そういった小さな気遣いが普段からできる、本当に素敵な方だなと思います」
私もあんな風に。ママ友が教えてくれた、さりげない感謝の伝え方
ユミさんの行動は、お母さん自身の心にも温かい変化をもたらしました。
「あの方のように完璧にはできませんが、私も日常の中で感謝の気持ちを込めて、何かちょっとしたプレゼントをさりげなく渡せるような人になりたい、と強く思うようになりました」
言葉で伝えるだけでなく、相手を想う気持ちをささやかな形にして示すことの素敵さ。ユミさんの姿は、その大切さを改めて教えてくれたと言います。
ユミさんのさりげないけれど心のこもった気遣いは、日々の忙しさの中にいたお母さんの心を温め、人との関わりにおける大切なことを思い出させてくれる出来事となりました。
このお話のように、誰かの気遣いに心が温かくなったエピソードはありますか?
