家の裏に住む3歳の女の子を招待。すると家に上がった瞬間、“衝撃行動”に出て…「3歳が自然にできることじゃない」「親御さんがすごい」

家の裏に住む3歳の女の子を招待。すると家に上がった瞬間、“衝撃行動”に出て…「3歳が自然にできることじゃない」「親御さんがすごい」

子どもの純粋な行動は、時にハッとさせられ、大人に大切なことを思い出させてくれます。
そんな中、今回「身が引き締まる思いでした」と語るのは、30代の専業主婦のお母さん。
息子の友達である、わずか3歳の女の子が見せてくれた驚くほど礼儀正しい行動と、そこから得た深い学びについて、お話を伺いました。

「お邪魔します」の次に向かったのは…。3歳児の驚くべき行動

お母さんが当時1歳だった息子のリクくん(偽名)を連れて実家に帰省していた時のこと。実家の裏に住んでいる、3歳の女の子アカリちゃん(偽名)が家に遊びに来てくれました。
玄関で「お邪魔します」としっかり挨拶し、自分で靴をきちんと揃える姿に、お母さんは「それだけですごい!」とすでに感激していたと言います。
しかし、本当の驚きはその後に待っていました。

リビングに入るなり、アカリちゃんは部屋の横にある仏壇に気づきます。
すると、まっすぐ仏壇の前へ進み、そこにあった座布団にちょこんと座りました。
そして、慣れた手つきでおりんを鳴らし、静かに手を合わせたのです。

「3歳の女の子が、訪問先の仏壇に当たり前のように手を合わせるなんて…!今まで見たことも聞いたこともない光景に、本当に驚きました」

ご先祖様を敬う小さな背中と、呆然と見つめる我が子

アカリちゃんの小さな背中が見せる、ご先祖様を敬う姿。
その隣では、1歳のリクくんが何が起きているのか分からず、ただ呆然と見つめていました。

そして次の瞬間、リクくんは仏壇のお供え物を一つ手に取り、アカリちゃんに「どうぞ」と渡そうとしたそうです。
お母さんによると、家では「仏壇のお菓子が欲しければ、手を合わせて『いただきます』と言うんだよ」と教えていたため、リクくんはアカリちゃんがお菓子を食べたいのだと思ったのだろう、とのこと。

お母さんは、アカリちゃんの行動に深く感銘を受けました。
「ご先祖様を大切にする心や、相手先への配慮。3歳の子が自然にできることではありません。普段からご家庭で、親御さんがきちんと教えていらっしゃるんだなと感じました」

「礼儀正しい子ですね」と褒められる子に。3歳児がくれた最高の学び

この出来事は、お母さんにとって家庭教育を見つめ直す大きなきっかけとなりました。
「自分の息子にも、この大切なことをしっかり教えなければ!」と強く思ったそうです。

この日を境に、リクくんには仏壇に対してだけでなく「礼儀と挨拶は基本中の基本」ということを改めて教え始めました。
その教えは着実に身を結び、リクくんが小学生になってお友達の家に遊びに行った際、相手の親御さんから「本当に礼儀正しいお子さんですね」と褒められるようになったと言います。

「家で普段からやっていることは、外に出たときに自然とできるようになるのだと実感しました」と語るお母さん。
アカリちゃんの行動は、親である自分自身の振る舞いをも見直すきっかけとなり、身が引き締まる思いだったと振り返ります。

アカリちゃんの小さな背中は、ご先祖様を敬う心と人への配慮の大切さを、言葉以上に雄弁に物語っていました。
この出来事は、礼儀の本当の意味を考える貴重なきっかけとなったのです。

このお話のように、お子さんとのやり取りで「ハッとした」エピソードはありますか?

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