便利な収納アイテムとして人気のカラーボックス。ただ、中が丸見えになるのが気になる人も多いのでは?@emi_noieさんが、100円ショップのアイテムを使った凄技連発の手作り扉をInstagramに投稿すると「100均でここまで揃うの」「凄いアイデア」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
@emi_noieさんに話を聞きました。
子どもがいても安全な収納を
「整理収納アドバイザーえみ」のアカウント名で、Instagramでさまざまな収納アイデアを発信している@emi_noieさん。
今回、注目を集めたのは、カラーボックスの目隠しとして作ったおしゃれな扉です。

以前にもPPシートを使ったカラーボックスの扉をInstagramで紹介した@emi_noieさんでしたが、“PPシートで指を切った経験があるから”“幼い子どもがいるなら使わないほうがいい”というコメントが寄せられたことがきっかけで、材料を見直すことにしたそう。安全性について改めて考えるきっかけにもなりました。

発泡スチロールで扉DIY
新たな扉の素材に使ったのは、100円ショップで手に入る、発泡スチロール製のカラーボードやフック、マスキングテープ、リメイクシートなど。
カラーボードをカットし、リメイクシートを貼ることでおしゃれに。また、カラーボードの切れ端とフックを有効活用し、扉が内側に収納できるように工夫しました。カラーボックスの内側に切れ端を貼っておくことで、扉を収納できる仕組みです。


扉がスムーズに開け閉めできるコツは、フックの位置の微調整を丁寧に行うこと。位置がズレると、扉がピッタリはまらないのだそう。扉を作るためにかかった時間は1時間ほどでした。
カーテンで目隠しをするという方法もある中で、あえて扉を作る方法を選択した理由は、見た目がスッキリと見えること。何よりも家族が安全に使え、子どもが近くで遊んでいても安心できることで、心のゆとりができたといいます。
スッキリした収納は子どものしつけにもお役立ち
今回作った扉は簡単に取り外しができるので、子どもが遊んでいるときは、おもちゃスペースとして開放。
あまり触ってほしくない場所には扉をつけておけば、自然と触らなくなるため「触っていい場所」と「いけない場所」の区別がつけやすくて助かっているそうです。

子どもに「触っていい場所と、いけない場所の区別を教える」というアイデアは、先輩ママからのアドバイスがきっかけです。
「おもちゃゾーンが空いてるときは遊んでいい時間」「しまっているときは寝る前など遊ばない時間」と、子どもに教えるキッカケにもなるのだとか。
もちろん「触ると危ないものを子どもの手が届くところに置かない」という考え方もありますが、賃貸の部屋に住み、収納スペースが限られている場合は、安易に収納家具を増やすことはできません。
だからこそ、@emi_noieさんは「子どもに触られない工夫をすること」で、スッキリと物が収納できる部屋を実現しているのです。

今回の投稿に多くの反応が寄せられたことを受けて、@emi_noieさんは「私と同じように、カラーボックスや棚に扉をつけたいと考える方が多く、役に立てたのかなと思いました」と話してくれました。
少しの工夫とアイデアで、部屋はスッキリと片付くもの。おしゃれな収納が子どものしつけにも役立つなんて、まさに一石二鳥ですね。
