日本のお正月といえば、おせち。でも最近は、お取り寄せする人も多くなりましたよね。@y.saeshiさんが、1人で作ったという18段のおせちをThreadsに投稿すると「品数が凄い」「家族は、毎年楽しみでしょうね」「買ったのは、かまぼこだけ!?」などのコメントが寄せられ話題になっています。
投稿者さんに、おせちに込めた思いを聞きました。
18段のおせちを作り始めたきっかけ
お正月は旦那さんの実家に親戚一同が集まり、にぎやかに過ごすという投稿者さん。
お義母さんは、毎年「無理しないでいいよ!私が買ってきてもいいのよ」と気にかけてくれるそうです。それでも投稿者さんは「私から作りたいと申し出て、ここ数年おせち作りを担当しています」と話します。


お重は、旦那さんの実家で以前から保管していたもの。
「この中からどれでも好きなのを使ってね」と託され、最初のうちは無難に3段のおせちを作っていました。
しかし、お正月には親戚一同集まるため「大勢集まる中で3段のおせちでは足りないのでは?」と気づいた投稿者さんは「全部のお重に詰めたらみんなが喜んでくれるかも…」と思いついたそう。それ以後、このようなおせち作りを続けています。
食中毒に気遣いながら、大晦日に一気に仕上げ
年末が近づき、スーパーでおせちの広告やカタログを見かけると「今年もそろそろだな」と、ワクワクするという投稿者さん。

投稿者さんが作るおせちは、王道のもの以外に変わり種も入っています。詰め方もしきたりにこだわらず、前年に人気だったものや、家族それぞれの好みに合わせてメニューや量を考えるのだとか。
子ども達に人気の栗きんとんや煮豆も、足らなくならないように配慮し、たくさん作っています。かまぼこ以外は全て手作りしているというから驚きです。
調理は食中毒を避けるため、30日と31日の2日間でとりかかります。30日の仕込みは豆を水に浸けたり、焼き魚を焼いて冷凍するくらいで、ほとんど大晦日の1日で仕上げているそう。

年が替わる頃に全ての料理が完成し、詰める作業はそこから朝までかかるのだとか。特に、伊達巻や肉巻き、昆布巻きなどを切る作業は時間がかかるのだそう。
特に気をつけているのは衛生面で、手袋と除菌スプレーは必須。また、料理が傷まないよう暖房を切って作業するのですが、寒くなったり眠くなった時は踊って体を温めて乗り切りるのだとか。
出来上がったおせちは、実家まで車に1時間ほどのかかるため、重ねて紐で縛り、崩れないように注意しながら運び、親戚が集まる新年会でお披露目。今年は、大人8人・子ども5人が集まりました。

おせちを全て並べると「わぁー!」と歓声が上がり「どれから食べよう?」とみんな迷うそう。その声を聞くのが嬉しくて、おせち作りの励みになると話します。
投稿者さんが本格的に料理に目覚めたのは、一人暮らしで自炊を始めた学生時代の頃。お弁当屋さんでアルバイトをしていた経験もあるそうです。
「特にお弁当作りが好きなので、おせちが18段も作れるなんて至福でしかないです。このような機会を持てて夫の家族には感謝しています」と語ります。大変さよりも「楽しい」という気持ちのほうが強く、一つひとつの工程が好きな作業なのだとか。
みんなの喜ぶ顔が見たくて…

日々のご飯作りだけでなく、お菓子作りも好きだという投稿者さん。お義父さん・お義母さんの結婚38周年の時には、手作りのケーキをプレゼントしました。
今後の抱負について「料理に限らず、何かを作ったり他の趣味も色々あるので、常に自分のテンションの上がることをして日々楽しんでいきたいなと思っています」と話してくれました。
誰かの喜ぶ顔を見ながら、楽しんで料理を作る…。料理が上達するコツは、小さな幸せを感じることにあるのかもしれませんね。
