家族の大切な思い出が詰まった懐かしい記念写真。古いアルバムをめくると、楽しい思い出がよみがえります。フォトグラファーの@utsusukotoneさんが「姉妹で記念撮影をしたい」との依頼を受け、2人の実家である喫茶店で昔の写真を再現した写真をInstagramに投稿したところ、素敵な仕上がりが評判になっています。
投稿者の@utsusukotoneさんに、そのときの様子を聞きました。
姉妹の思い出を育んだ両親の喫茶店

奄美大島でフォトグラファーをしている@utsusukotoneさん。
“家族記念写真キャンペーン”を行った際「妹と写真を撮りたい」とお姉さんから連絡をいただいたそうです。
事前に2人と打ち合わせをしたとき「いつも帰ると1階の喫茶店に両親がいて、迎えてくれる姉妹の実家がとても素敵だな」と感じた@utsusukotoneさんは「家族の思い出がたくさん詰まった実家の喫茶店で、幼い頃に撮った写真のように撮影しましょう」と提案しました。

再現したのは、実家の喫茶店で撮影した姉妹の幼い頃の写真です。1枚目の写真は、34年前に撮影されたものなのだとか。
レトロな雰囲気が漂う店内で、幼い日と同じポーズでパチリ。背景に映る扉の半分にも届かなかった2人の背丈は、ずいぶんと伸びました。

また、2人が幼少期に習っていた合気道姿の写真を、息子さんの柔道着を借りて再現。当時の思い出がよみがえったのか、2人はポーズを変えてノリノリで撮影。自然と笑みがこぼれます。

撮影の後は、お父さんが入れたコーヒーフロートを飲みながら、昔話に花が咲く2人。大人になっても、2人の絆の強さは変わりません。
完成した写真を2人に見てもらうと「感動した!」「撮ってよかった」「最高の思い出です」という感謝の言葉をもらいました。
写真をお父さんにも見せたところ、嬉しそうに見つめていたそうです。
きっと、2人の幼い頃を思い出し、懐かしんでいたのでしょう。
写真撮影の時に、心がけていることは?
@utsusukotoneさんは、家族写真を撮るとき、必ずお互いに触れ合うポーズを提案しています。その理由は、触れ合うことで皆の表情が和らぎ、自然な笑顔が撮影できるからなのだとか。
特に、大人の方がモデルの場合は「もう何年も親子で触れ合うことがなかったので嬉しい」と喜んでくれる人が多いそう。

「ご家族にとって、心が温まるような、一生の思い出になる記念写真をたくさん撮っていきたいです」と話す@utsusukotoneさん。ただ単に、記念写真を撮影するだけでなく、親子のコミュニケーションとしても大切な時間を過ごしてほしいと考えています。
家族の幸せな時間を未来に残す記念写真。時間が経って見返した時、懐かしい思い出話に会話が弾むことでしょう。
