公園や街路樹でよく見かけるドングリの木。実は、食べられる種類のドングリがあることをご存じですか?ちーとんさん(@chieeton)が、公園で拾ったドングリでコーヒーを作る様子がYouTubeに投稿されると「最高にワクワクする」「役に立ちそう」「勉強になります」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
投稿について、ちーとんさんに話を聞きました。
ドングリでコーヒーを作ろうと思ったきっかけは?
小学生の頃、祖父に教わり、炒ったドングリを食べていたというちーとんさん。大人になっても変わらず、その習慣は続いていました。
社会人になってからコーヒー好きになったちーとんさんは、お店で豆を焙煎する様子を眺めながら「子どもの頃から食べていたドングリは、焙煎したらどんなに香ばしくなるだろう」と思いつき、ドングリコーヒーに挑戦しました。

今回、素材に選んだドングリは、マテバシイとスダジイの2種類です。チャレンジの様子をYouTubeにアップするため、公園の管理事務所に許可を得てから、ドングリを拾いました。
袋にいっぱいドングリを集めて持ち帰り、コーヒーづくりがスタート。まずはきれいに洗い、水に浸けたときに浮いてきた実は、中身が詰まっていないため、取り除きます。

ドングリの殻をむくときは、火で炒り、殻に割れ目を付け、冷ましてから作業をすると、手でも簡単にむけるそう。

その後、ミキサーなどで、粉状になるまで細かく粉砕。鉄鍋など熱伝導性の高い鍋で、焦がさないように焙煎します。

焙煎した後は、200ccのお湯に15gの粉を入れて火にかけ、煮出した後にコーヒーフィルターで濾せば、ドングリコーヒーの完成!炒ったドングリの実もおやつとして一緒にいただきました。
気になるドングリコーヒーのお味は?

浅めに焙煎したスダジイコーヒーは、苦みがなく飲みやすい味。マテバシイコーヒーは若干苦みがあるものの、フルーティーで芳醇な香りが絶品だったそうです。
奥さんとお子さんにも振る舞い、感想を聞くと、コーヒーというよりお茶に近く「ほうじ茶のような味がする」とのこと。予想以上の出来栄えに、ちーとんさんは大満足。
その後も、何度かドングリコーヒーを楽しんでいるというちーとんさんは、焙煎具合によって味が大きく変わる面白さや、自然のものから食べ物や飲み物を作れることに豊かさを感じるといいます。
「いつかは、山林を購入して自分だけの秘密基地やドングリ林、トリュフ畑などを作ってみたいです」と話すちーとんさん。
自然の恵みを追求する日々は、まだまだ続きそうです。
