何らかの理由で野良猫となり、保護を必要としている猫ちゃんは少なくありません。

@t.r285さんは、トイプードルのらふちゃんとビスコちゃん、保護猫のてまりくんと暮らしています。Instagramでは、2匹のワンちゃんとてまりくんの様子を公開しています。

今回は、てまりくんを保護したときの様子について、t.r285さんに話を聞きました。

ワンちゃんの散歩中に見つけたてまりくん

てまりくんを見つけたときのこと②(@t.r285さんより提供)

てまりくんを見つけたのは、らふちゃんとビスコちゃんの散歩の途中でした。最初にてまりくんを見つけたのはらふちゃん。てまりくんは、t.r285さんたちが近づいても、逃げられないという様子でした。

てまりくんの見た目は泥だらけでボロボロ、痩せていて目もちゃんと開いていない様子。だいぶ弱っているように見えたそうです。

その後、てまりくんを保護するために一度家に帰って準備を始めたt.r285さん。救急病院へ連れていって自宅に帰るまではずっと心臓がバクバクしていたといいます。

t.r285さんは、そのときのことを振り返って「私は猫を触ったこともなかったし、猫の知識もゼロだったので、今思うとよくあんな行動できたなぁと不思議です」と話しました。

Instagramで見た保護猫の捕獲動画を参考に、軍手と猫のご飯を用意したt.r285さん。自宅にあった段ボールにタオル、水を入れたペットボトル、水を飲んでもらうための容器などを持って、てまりくんのいた場所に戻ったそうです。

病院へ行ってからのてまりくん

おうちにきたてまりくん(@t.r285さんより提供)

病院に連れていってから再び会ったてまりくんは、可愛らしい姿に変わっていました。そのときのてまりくんを見たt.r285さんは、あまりの変化に驚いたそうです。
絶望を乗り越え、生きる希望をもったように見えて、想像を遥かに超えたたまらない可愛さだったといいます。
てまりくんがオッドアイだったことも、保護後に気づきました。

保護したときのてまりくんは足を怪我していたため、動物病院では足の切断が必要と言われていました。しかし、手術前にレントゲンを撮った結果、切断しなくてもよいことに。
そのとき、t.r285さんは心から安堵したそうです。
t.r285さんは、自分が拾ったせいで足を切断しなくてはいけなくなることに「拾ってよかったのか、もしかして間違った行動をしてしまったのではないか」とずっとモヤモヤしていたといいます。

しかし、今となっては「私がお迎えするって決めたことや、病院の先生たちからもたくさん愛情をもらったことで、頑張って元気になろうとしてくれたんじゃないかなと思います」と話していました。病院の先生も「てまりちゃんの生命力が本当にすごかった」と言っていたようです。

てまりくんとの暮らし

猫との生活は、t.r285さんがずっと叶えたかったこと。実際に猫を保護するとなっても不安なことはなかったといいます。

らふちゃんとビスコちゃんが優しい子だったことや、入院中に面会に行ったときにてまりくんが暴れることなく抱っこされている様子もあり、不安がなかったのだそうです。

t.r285さんは「可愛いてまりちゃんとの生活が未知すぎてどんな生活になるか、ワンコたちの反応も含めワクワク楽しみにしていました」と話しました。

保護したばかりのてまりくんは、らふちゃんとビスコちゃんに対して、最後の力を振り絞ったか弱い威嚇をしていました。おうちに迎え入れてからは、らふちゃんたちがグイグイ近づいたことで一度だけ威嚇したものの、手は出さなかったといいます。

そんなてまりくんとらふちゃんたちは、今は一緒に寝たり、追いかけっこをしたりととても仲良しなのだとか。

投稿には「奇跡の猫ちゃん」「強運の持ち主」や、感謝の言葉が多く寄せられていました。
これらのコメントに「てまりちゃんは本当に奇跡の猫ちゃんなんです。あんなボロボロの状態から、こんな風に記事にもしてもらえて、たくさんの方から『よかったね』『幸せになってね』と言ってもらえて、すごい子だと思います。感謝は最初不思議だったんです(笑)。私にとっては本当に何でもないことで、ただ弱っていた偶然見つけた子を助けたってだけだったので、こんなにたくさんの方に感謝の言葉をもらえるなんて思いもしなくて。今は素直に受け止めています」と話すt.r285さん。

今後もSNSを通じて、お話上手なてまりくんとの会話や、らふちゃんとビスコちゃんの仲良しな様子も載せていきたいそうです。

今後もてまりくんの成長の様子や、ワンちゃんたちと仲良くしている姿などを見るのが楽しみですね。

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