結婚式のコース料理を食べたはずが「どて煮の味がする」しかし→新郎新婦の意図に「こだわりを感じる」「いい式だ」

結婚式のコース料理を食べたはずが「どて煮の味がする」しかし→新郎新婦の意図に「こだわりを感じる」「いい式だ」
イメージ画像:どて煮

一生に一度の結婚式。豪華な装飾や演出も素敵ですが、ゲストの記憶に最も深く残るのは、実は「当日の料理」かもしれません。
そんな中、今回「やってよかった!」と晴れやかな表情で語るのは、20代の会社員である女性。

大学のサークルでマネージャーとプレイヤーとして出会った旦那様と共に、食品メーカーの開発職としてのこだわりを詰め込んだ「世界に一つだけのコース料理」についてお話を伺いました。

思い出の味をフルコースに。シェフと作り上げた唯一無二のメニュー

2人の共通の趣味は、食べ歩き。「参列してくれるみんなには絶対に美味しいご飯を食べてほしい」という強い思いから、投稿者さん夫妻がこだわったのは、思い出のエピソードを盛り込んだオリジナルのコース料理でした。
その内容は、驚くほど細部まで練り上げられたものでした。 「大好きな場所をイメージした前菜や、母がよく作ってくれたカブと柿のサラダをヒントにしたポタージュ。さらには母の得意料理であるスコッチエッグを、夫の好物である『どて煮』のソースで再現してもらったんです」

旦那様の家族が通うステーキハウスの付け合わせを再現したり、行きつけの鰻屋さんのパリパリ感をリクエストしたりと、既製品のメニューは一切なし。
パティスリーと協力したウェディングケーキに至っては、かつて手作りしたケーキをオマージュし、理想の「青色のドリップケーキ」をAIで画像生成してオーダーしたという徹底ぶりです。

高級食材よりも「ストーリー」。食品開発職ならではの予算管理術

しかし、これほどまでのこだわりを形にするには、予算という大きな壁がありました。初期見積もりからは大幅に跳ね上がりましたが、そこで活きたのが「食品メーカー開発職」としての知見でした。
「シェフが提案する高級食材の一部を、あえて自分たちのエピソードに絡めた『庶民的な味』に変更したんです。たとえばトリュフを母の味である柿に変えたり、ソースをどて煮に変えたり……。これによって価格を抑えつつ、私たちにしか作れないオリジナリティとストーリーを生み出すことができました」

「高価なもの=良いもの」という固定観念を捨て、自分たちが本当に大切にしたいポイントを絞り込む。
パティスリーにお願いしたケーキも、味のクオリティはプロに任せ、自分はデザインのディレクションに注力することで、理想と予算の折り合いをつけていきました。

「全部おいしすぎる!」ゲストの歓喜が最大の報酬

当日の披露宴、そのこだわりはしっかりとゲストに届きました。中座を共にした友人が会場を出た瞬間、第一声で「ご飯が本当に全部美味しすぎる!」と興奮気味に伝えてくれたほどです。
「式が終わった後も、母からは『こだわってるのが伝わったよ』と言われ、友人たちからも続々と『美味しかった』というLINEが届きました。
食に無頓着だと思っていた夫の友人たちからも絶賛の声が届いた時は、本当にやってよかったと心から思いましたね」

料理長も、お二人の並々ならぬこだわりに「当日の出来栄えが心配で……」と両家の親族に挨拶に来るほど気合を入れてくれたと言います。
妥協せずに打ち合わせを重ねた結果、シェフとの間にも楽しい信頼関係が築かれていました。

「何を大切にするか」を突き詰め、たどり着いた最高の満足感

限られた予算の中で、最高の式を作り上げるために。食事にお金をかける分、それ以外の部分では徹底的な「引き算」と工夫を行いました。
「お花を減らしてキャンドルに変更したり、テーブルランナーを自分たちで購入して前日にアイロンがけをしたり。
ペーパーアイテムやテーブルナンバーも、デザインから印刷業者の手配まで自分たちで一から行いました」

その努力の甲斐あって、ゲストからは「いい式だったね」という言葉と共に、心からの満足そうな笑顔が溢れていました。

「自分たちが『これが一番美味しい!』と納得できるものを出せたことが、何よりの喜びです。お金をかけるべき場所を絞り、工夫を重ねることで、ゲストとの温かい時間を最高のものにできました」と語る投稿者さん。一皿ごとに想いを込めたフルコースは、参列したすべての人にとって、忘れられない「おもてなし」の記憶となったはずです。

このお話のように、結婚式や大切なイベントで「これだけは譲れなかった!」というこだわりはありますか?

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