蚊に刺されるのは、日常の中でよくあることですよね。多くの場合は数日で治まりますが、中には通常の虫刺されとは異なる強い反応が出るケースもあるようです。
その一つが「蚊のアレルギー」と呼ばれるもので、刺された部分が大きく腫れたり、赤みが長く続いたりすることがあります。
今回、蚊アレルギーになった娘さんについてSNSで発信している、@the_mk_familyさんに話を聞いてみました。
蚊アレルギーと診断されて…
@the_mk_familyさんの娘さんは、昨年の夏頃から蚊に刺されると大きく腫れるようになりました。あるとき、足がパンパンに腫れたため皮膚科を受診し「蚊のアレルギー」と診断されたといいます。

医師からは、もし発熱を伴っていた場合は即入院になる可能性があったとも伝えられたそうです。小さな傷や虫刺されから細菌が侵入し、蜂窩織炎(ほうかしきえん)という感染症を引き起こすと、入院が必要になるケースもあると説明を受けました。
これまでも腕や足を刺されると大きく腫れ、抗生剤で炎症を抑えていましたが、目が腫れたのは今回が初めてでした。刺された当日から夜にかけて目の上は赤くなり、翌朝には腫れが目立つように。3日目には、少しずつ腫れが引いていったといいます。


蚊アレルギーと聞いた当初は驚いたものの、医師から「対策は刺されないようにすることくらい」と説明を受けたため、過度に不安視してはいないと話していました。

常に薬を所持して対策
現在5歳の娘さんは、自身のアレルギーを理解しており、蚊に刺されるとすぐに薬を塗ったり、飲み薬を服用したりと、自ら対応してくれるそうです。
口の周りに出る赤みは、ステロイドによるアレルギーが原因の口囲皮膚炎と診断され、現在はステロイド薬を中止し、抗生剤と保湿薬で治療を行っています。完治までは3ヶ月ほどかかる見込みです。
日常生活では、蚊に刺された際にすぐ対応できるよう、常に薬を携帯し、秋頃までは虫よけスプレーも使用していました。

同じような症状の人が多いことに驚き…
@the_mk_familyさんは、SNSで日常を発信する一部で、娘さんの蚊アレルギーについても投稿。その反響の大きさから、同じような症状に悩む人が多いことに驚きました。
同じような症状のある子どもを育てる家族に向けて「蚊のアレルギーは、成長とともに落ち着くケースも多いと聞いています。それまで頑張りましょう」と、エールを送ります。
娘さんには「まだ5歳なので、制限なく過ごせるように親ができる限りの対策をしてあげたいと思っています」と語りました。

「蚊のアレルギー」という言葉を、初めて知ったという方もいるかもしれません。蚊に刺された際の反応には個人差がありますが、腫れ方が強い場合など、普段と様子が異なると感じたときは、医療機関に相談するという選択肢もあります。日頃から子どもの変化に気づけるよう、様子を見守っていきたいですね。

