ゴミ屋敷の片付けや特殊清掃、遺品整理など、
“暮らしの再スタート”をサポートする 片付けオンライン(@katazuke_online.nakanohito)。
代表の長島拓也さんは、片付けの現場で起きる “人の変わる瞬間” をSNSで丁寧に発信しています。
今回紹介するのは、
「忙しさに負けて片付けられなかった依頼者」が、
“ある出来事”をきっかけに人生を動かし始めた現場です。その投稿には「もう逆に才能」「どうしたらこうなるのか」などのコメントが寄せられました。
忙しさに飲み込まれ、手をつけられないまま時間だけが過ぎていった
依頼者は20代の女性。 仕事もプライベートも慌ただしく、 部屋に手をつけられないまま、散らかりが少しずつ積み重なっていきました。
「片付けたい気持ちはあるのに、体力も気力も残っていない」
そんな状態に心当たりがある人も多いはずです。
若い世代では特に、
“やりたい気持ちはあるのに、生活の負荷のほうが勝ってしまう”
というケースは珍しくないと、長島さんは話します。
彼氏が泊まりに来る。その瞬間、心が動いた
依頼者のスイッチが入ったのは、 彼氏が「今度泊まりに行くよ」と言ってくれた瞬間でした。
「このままじゃ見せられない」
そのひと言が、
止まっていた心を動かし、
片付けオンラインへの依頼につながったのです。
長島さんは、こうした依頼理由を肯定しています。
「片付ける理由は何でもいいんです。恋のためでも、誰かのためでも、その気持ちが動くきっかけになれば十分なんです」
片付けが進むにつれて、表情も少しずつ変わっていく
作業を進める中で、 依頼者は床が見えるようになっていく部屋を眺めながら、何度も驚いた表情を見せたといいます。
洋服の山が消え、キッチンが本来の姿に戻り、使えなかったスペースが次々と“生活の場”になっていく。
その変化に、依頼者は何度も言葉を失ったそうです。
「こんなにスッキリしたの初めてです」恋がくれた再スタート
作業が終わったあと、 依頼者が笑顔でつぶやいた言葉がありました。
「こんなにスッキリしたの初めてです」
ただ部屋がきれいになっただけではなく、
“自分の生活を取り戻せた”ことに喜びがあふれていたといいます。
恋がくれた小さなきっかけが、
自分自身の暮らしや心の余裕を取り戻すきっかけになった現場でした。
片付けオンラインが大切にしているのは「変わりたい」の気持ち
片付けオンラインが向き合っているのは、 単なる散らかった部屋ではありません。
・誰かを想う気持ち
・生活を立て直したいという小さな願い
・毎日の負荷の中で見えなくなっていた自分
そのすべてに寄り添うのが、長島さんの片付けです。
今回の依頼者のように、“誰かのため”が動き出すきっかけになることは珍しくありません。
そしてその理由は、立派でなくていい。
むしろ、誰かの存在が心の火を灯してくれることは、とても自然なことなのです。





