弟や妹が生まれると、お兄ちゃんやお姉ちゃんは戸惑うこともありますが、一緒に過ごすうちに少しずつ絆が育まれていくでしょう。
@tsumugi_3boysmamさんが、3歳の長男くんが弟さんたちに本を読む様子をInstagramに投稿すると「頑張ってる」「最高」「平和」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
このときの様子について、ママさんに話を聞きました。
長男くんの読み聞かせ
3歳の長男くんが、生後2ヶ月の双子の弟さんたちに絵本を読み聞かせてくれました。この頃は、長男くんの赤ちゃん返りが少し落ち着いてきた時期で、自然と読み聞かせを始めたといいます。


もともと赤ちゃんが好きな長男くんは、保育園の先生から「世話好きだね」と言われることもあったそうです。そんな長男くんの姿に、成長を感じたというママさん。一方、弟さんたちは少し眠かったようで、ウトウトしながらも一生懸命聞いていました。

双子の弟さんたちは生まれてすぐ保育器で過ごし、新生児期は一緒にいられなかったそうです。生後1ヶ月ほどで退院したものの、ママさんは心身ともに余裕のない時期。パパさんも転職直後で育休が取れず、ほとんどワンオペ育児でした。
長男くんが通う保育園の先生に「お母さん、大丈夫ですか?」と声をかけられ、ママさんは思わず涙がこぼれたこともあったといいます。
そんな大変な時期を経て見た長男くんの読み聞かせは、ママさんにとって特別な光景でした。
「お兄ちゃんを大事にしてあげてね」と言われながらも双子に手がかかり、思うようにできなかったと振り返ります。
「長男だっていきなり二人の弟ができて葛藤があって当然だったと思います。読み聞かせを見て、少し山場を越えたのかなと感じました。赤ちゃん返りしていた頃も、私の気持ちは伝わっていたのかなと思います」と話していました。
長男くんの赤ちゃん返り
もともと赤ちゃんが大好きだった長男くんですが、実際に弟さんたちが生まれると、思うようにいかないことも増え、気持ちが不安定になることもありました。
双子の弟さんたちにちょっかいを出して、泣かせてしまうこともありましたが、ママさんが忙しそうにしている様子を一番近くで見ていたのは長男くん。「大人が私だけの時は、空気を読んでか多少は我慢していたと思います」と振り返ります。

一方で、パパさんが帰宅すると安心したのか、感情を爆発させて甘えることも多かったそうです。それでもパパさんは、その気持ちを受け止め、寄り添ってくれていました。ママさんも、長男くんの寂しさや甘えたい気持ちに寄り添いながら過ごしてきたといいます。
大きくなっても助け合える関係に…
ハイハイで動き回るようになった弟さんたちが、長男くんの作ったブロックを壊してしまったとき、以前のママさんは余裕がなく「そんなことで怒らないで」と注意してしまうことも。しかし、今では「わかるよ。頑張って作ったのに壊されるのは嫌だよね」と落ち着いて声をかけられるようになりました。
すると長男くんも「また新しいのを作り直せばいいもんね!」と気持ちを切り替えるように。そんな姿に、ママさんは「親子で一緒に成長していると感じます」と話していました。

今後について「今は双子が長男を困らせてることが多いけど、これから先、きっと双子の存在が長男を助けることもあるのではないかと思っています。三兄弟、大きくなっても仲良く助け合える関係になってくれたら嬉しいです」と話していました。
長男くんの優しさと頑張りが伝わってくる、心温まる読み聞かせでしたね。これから弟さんたちが成長して、3人で仲良く遊ぶ日がくるのが楽しみです。

