子どもの成長は、時に親の想像をはるかに超える形で、日常の中に突然現れるものです。
そんな中、今回「旦那よりできるじゃん!と思いました(笑)」と嬉しそうに語るのは、20代でパートとして働くお母さん、ミキさん。
6歳の娘さんに見せてくれた、お手伝いの域を超えた”神対応”と、そこに隠された優しい思いについて、お話を伺いました。
「お皿洗いお願いね」軽い気持ちで頼んだお手伝い
ある日のこと、ミキさんは家事を片付けるため、6歳になる娘のユナちゃんに「お皿洗いしてほしいな」とお願いをしました。
「ユナがお皿をゆっくり洗ってくれている間に、私は他の家事を片付けよう、くらいの軽い気持ちで頼んだんです」
しかし、いつもよりずいぶん時間がかかっていることに、ミキさんは少し首を傾げます。そして、お手伝いが終わったユナちゃんから「終わったよ」と声をかけられ、キッチンを見に行ったミキさんは、目を丸くすることになりました。
ピカピカのシンク!ママの道具まで完璧に使いこなす娘
ユナちゃんは頼まれたお皿洗いを終えていただけではなく、なんと、シンクの中までピカピカに磨き上げてくれていたのです。
「しかも、私がいつもシンク掃除に使っている専用のスポンジを、ちゃんと使って洗っていました。まさかここまでやってくれるなんて、夢にも思っていませんでした」
普段からお母さんの姿をよく観察していてくれたこと、そして頼まれた以上のことをやろうとしてくれた娘の行動に、ミキさんは感謝と驚きでいっぱいになりました。
「ママ大変そうだから」ドヤ顔に隠された、お姉さんの優しさ
ミキさんがさらに感動したのは、ユナちゃんのその後の態度でした。
「『こんなにやったから褒めて!』といったアピールは一切なく、ただ『お皿洗い終わったよ』と、さりげなく報告してくれたことにも驚きました」
もちろん、ミキさんが「すごい!シンクまでやってくれたの!?」と目一杯褒めると、ユナちゃんはかなり照れながらも、得意げなドヤ顔を見せてくれたそうです。
「『ママ、いつも大変そうだから』と、娘なりに色々と考え、自分の意思で行動してくれていたことが分かって、本当に嬉しかったです。すごくお姉さんになったなと、成長を実感しました」
その夜、帰宅した旦那さんは、ユナちゃんからピカピカのシンクを自慢され、「すごいじゃん!」と驚き、思わずお小遣いをあげていたとか。
ユナちゃんは「またなんかあったら言ってね」とさらにドヤ顔。ミキさんは「可愛かったので許します(笑)これからは、パパより娘に任せたいですね」と、頼もしく成長した娘の姿に目を細めていました。
このお話のように、お子さんとのやり取りで「ハッとした」エピソードはありますか?
