子どものユニークな言葉遣いや行動は、時に私たち大人に大きな気づきと学びを与えてくれます。
そんな中、今回「ハッとした!」と語るのは、40代の女性パート勤務であるお母さん。
パートで忙しいお母さんへの置き手紙に書かれていた謎の言葉に、思わず笑ってしまったという、心温まるエピソードについて、お母さんにお話を伺いました。
謎の置き手紙に母が困惑
学校がある日、パートから自宅に戻ったお母さんがリビングテーブルで発見したのは、10歳になる息子さんの置き手紙でした。
その日、お母さんは息子さんに「今日はパートで帰りが遅いかもしれないから、遊びに行くときはLINEしてね」と伝えていました。
しかし、置き手紙には、お母さんの依頼とは異なるメッセージが書かれていたのです。
「かんちんち行ってきます。スマホおいてきます。」
これを見たお母さんは、すぐに「かんちんちって何!?」と頭を抱えてしまったと言います。さらに「なんでスマホ持ってかないの!?」と、連絡手段を断ったことへの憤りも感じてしまいました。

子どもの言葉の面白さ
後から息子さんに確認したところ、この謎の「かんちんち」は、お友だちが「かんちゃん」と呼ぶ子の家、すなわち「かんちゃんち」のことでした。
お母さんは「ちんちの間に小さな『ゃ』がないだけで、こんなにも意味不明になるんだと思いました」と、子どもの言葉の面白さに思わず笑ってしまったと言います。
また、連絡手段として持っていくよう伝えていたスマホについては、充電がなかったため置いていくことにしたそうです。
この出来事を通して、お母さんは「文章能力をなんとかしないといけないなと悩み、スマホの充電も自分で忘れずにさせなければいけないなと学びました」と、子育てにおける新たな気づきがあったと語ります。
作文教室と充電チェックが生んだ生活の小さな変化
この「かんちんち」事件の後、お母さんと息子さんの間には、いくつかの変化が起こったと言います。
まず、連絡手段を確保するため、「毎日、朝にスマホの充電を調べさせて、充電させるようにしています」と、生活習慣の改善に取り組みました。
そして、文章で伝えることの大切さを感じたお母さんは、「今年の夏休みは作文教室にも通わせました」と、「伝わる文章」を学ぶ機会を与えたそうです。
息子さんのユニークな言葉選びと行動が教えてくれた、子どもの発想の面白さ、そして親としての新たな学びを感じさせるエピソードでした。
今後の息子さんの成長も楽しみですね。
