たまたま通りかかった道沿いで、その日に閉店する美容室の前に、枯れかけた観葉植物が置かれていました。@midorinoobasanさんが、観葉植物を持ち帰り植え替えをする様子をYouTubeに投稿すると「感動しました」「植物も幸せですね!」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
@midorinoobasanさんに話を聞きました。
たまたま通った道での運命的な出会い
この日、@midorinoobasanさんは子どもの運動会に向かう途中でした。ある美容室の前に、葉が変色して弱っている様子の観葉植物が置かれているのを見つけます。

そばには「ご自由にお持ちください」と書かれた張り紙、そして店のドアには「本日をもって閉店します」との案内がありました。
「たまにしか通らない道で、美容室があることは知っていましたが、閉店されることは知りませんでした」という@midorinoobasanさん。観葉植物の品種などをアプリで調べた上で、帰り道に持ち帰ることにしました。

自宅に持ち帰ったのは、アフリカ原産で赤い縁取りが美しい「ドラセナコンシンネ」。
ラッキーだと思った反面、大型で冬場の室内管理が必要な点や、スペースの確保に不安もあったといいます。それでも5月の穏やかな気候に後押しされ「うまく復活させられるかも」と決断したそうです。
初の大型サイズは緊張の連続
普段は4〜6号鉢(直径約12~24cm)の観葉植物を育てていた@midorinoobasanさんにとって、10号鉢(直径約30cm)の大型は初めてでした。扱いにはまだ緊張していると話します。


お世話の中でも特に気をつけているのは、水やりだといいます。
「意外と多い枯れる原因が、水のやりすぎで根が呼吸できなくなること。つい多めに与えたくなりますが、そこは注意が必要です。土の重さで水分量を見極めるようにしています」と話してくれました。
動画では、葉などの傷んだ部分を取り除き、土落とし・根洗いの後に同じ鉢に植え直す作業の様子が映っています。また、枝の一部は切り分けて水差しにも。
きっかけは職場で放置された観葉植物たち
@midorinoobasanさんが、観葉植物に関心を持つようになったきっかけは、職場での経験でした。
「コロナ禍に入社した職場では、贈答品として届いたモンステラやエバーフレッシュなどの大型植物が、十分に手入れされていませんでした」と振り返ります。

@midorinoobasanさんが定期的な水やりを始めたところ、すぐに元気になった観葉植物もあったとのこと。
「単純に嬉しかったです」といい、YouTubeで勉強した剪定や植え替えなども実践していたそうです。

投稿から約1ヶ月。現在のドラセナコンシンネについて@midorinoobasanさんは「新しい葉がたくさん出てきて、縁の赤も鮮やかになっています。根元にも芽が出てきて、剪定した枝からも増やせそうです」と、順調な回復ぶりを語ってくれました。
弱っていた観葉植物が見事に蘇り、多くの人をほっとさせた今回の投稿。これからも、@midorinoobasanさんの細やかなケアによって、植物たちは元気に成長していくことでしょう。
