祖父母との連絡は、心が温まるやり取りが多いですよね。現在、Threadsで投稿された90歳のおじいちゃんからの連絡が話題を呼び、「なんだかほっこりしました」「おじいちゃん可愛い」と多くの反響を集めているようです。投稿者である@nao_thinaさんに、おじいちゃんとの関係と、当時の心境を聞きました。
おじいちゃんからの心遣いあふれたLINE

地元でパン教室とお菓子教室を開いている投稿者さん。
そんな投稿者さんに届いたのは「もしできたらパンを作ってほしい」というおじいちゃんからのメッセージ。
そこにはおじいちゃんの細やかな気遣いが込められていました。
投稿者さんは二つ返事で快諾しますが、おじいちゃんからは「パンを作ってくれたら、お米をあげるよ」と提案されます。
「忙しいと思って気を遣ってくれたのだと思います。あのLINEが来たときは嬉しくて、夫にもすぐ見せました」
普段から、4人の子どもの成長記録を送るなど、LINEは“送り手”がメインであることが多かったそう。
普段は“既読”が返事代わりになっていた中で、おじいちゃんからの返信メッセージはひときわ温かく感じられたといいます。
翌朝すぐに焼き、届けた食パン
「嬉しくて、すぐに届けたくなりました」 そう語る投稿者さんは、さっそく翌朝パンを焼き上げ、おじいちゃんのもとへ。
受け取ったおじいちゃんは「ありがとう。米がなくて困ってたのか?」と少し心配そうに笑いながらも、とても喜んでくれたそうです。

甘めの食パンが好みのおじいちゃんは、色や材料に興味津々。
「これは何が入ってるんだ?」「この色は何の色だ?」と真剣に尋ねてくれた様子に「嬉しかったです」と、作った投稿者さんも喜んだようです。
さらに保存方法や食べ方についても熱心に質問してくれ、焼いたパンへの愛情をしっかりと感じられる時間となりました。
「昔から変わらず、いつでも味方でいてくれる」
投稿者さんにとって、おじいちゃんは「昔から変わらず、いつでも味方でいてくれる優しい人」だそう。
月に1度は、末っ子の子どもと一緒にお花を持ってお線香をあげに訪問しており、そのたびに「スーパー行こう!」「お菓子買おうか!」と、ひ孫を喜ばせてくれるおじいちゃん。
初めて娘さんと訪れたとき、玄関を開けた瞬間のうれしそうな表情が、投稿者さんは忘れられないそうです。
そして何かお土産を持たせようとタンスや冷蔵庫を何度も開ける姿、そして玄関先で手を振ってくれた見送りの姿が、今でも心に残っているといいます。
ちょっとしたLINEから、思わぬ優しさや家族のつながりを感じられた今回のやりとり。
パンとお米のあたたかな“交換”の背景には、世代を越えて受け継がれる思いやりがありました。

