InstagramやTikTokで、人間関係や夫婦・パートナーシップ、会話の距離感をテーマに、漫画と文章を発信しているB.B軍曹(@b.bgunso/@b_bgunso)さん。
日常のなかで起こる、ほんの小さな出来事。
けれど、その受け取り方ひとつで、関係の見え方は大きく変わります。
今回の投稿で描かれているのは、「悪口を聞いたときの向き合い方」。
そして、その裏にあったのは“評価に振り回されない距離感”でした。
リモート会議中に飛び交った、Aさんの評価



舞台は、自宅。
夫の髭さんがリモートワークでオンライン会議をしている最中のことです。
パソコン越しに聞こえてきたのは、部下からのこんな言葉です。
「ここだけの話ですけど、Aさん、自分は正当に評価されていないって文句を言ってましたよ」
「この前、髭さんに推薦されて昇進したのに…」
その場では、
・Aさん自身が“評価されていない”と不満を漏らしているという話
・推薦した上司である髭さんの立場
が交錯していました。
評価をめぐる言葉が、本人不在のまま飛び交っていたのです。
「気にしない」というより、“受け取りすぎない”




会議が終わったあと、B.B軍曹さんは思わず口にします。
「嫌な感じだね。あんな話が回ってるのって」「でもAさん、髭のことすごく慕ってるように見えるのに…なんだか怖いね」
しかし髭さんは、感情を荒げることもなく、こう返しました。
「本人から直接言われたわけでもないしね」
そして続けます。
「他人の悪口でも、自分の悪口でも、1人の意見をそのまま鵜呑みにしちゃいけない」
良く言われても、悪く言われても、態度を急に変えない。
噂や評価の断片だけで、目の前の人との関係を決めない。
それが髭さんにとっては、特別な判断ではなく“当たり前”でした。
評価に振り回されない人の距離感
漫画では「陰口すら気にせず前向きに受け止める髭」として描かれていますが、
その裏側にあったのは、評価に振り回されない人の距離感でした。
Aさんが評価に不満を持っているという話も、
部下が悪く言っているという情報も、
すぐに信じるでも、否定するでもない。
ただ、「今目の前にいるAさんをどう見るか」「これまでの関係をどう扱うか」
その都度、自分の基準で判断していく。
人の言葉は、信じるか信じないかよりも、
どう取り扱うかのほうが、その人らしさが出るのかもしれません。
言葉の扱い方に、その人らしさが出る
人の言葉は、ときに刃のようにも、追い風のようにもなります。
けれど、言葉そのものよりも、「どう扱うか」にこそ、その人らしさが表れるのかもしれません。
陰口を聞いたとき。
褒め言葉を聞いたとき。
どちらにも過剰に反応せず、
目の前の関係を丁寧に積み重ねていく。
今回の投稿は、そんな静かな強さを描いた一編でした。
B.B軍曹さんはSNSでの発信をもとに、これまでに
『全てのネガティブをプラスに変える夫 髭の
「人生満点じゃなくてもはなまるだ 編」
「NGと書いてナイスガイと読む 編」
「さては人生3周目だな 編」』
の3冊の書籍を刊行しています。
誰かの言葉に振り回されず、
それでも人との関係を手放さない。
評価の波に立ちながらも、自分の足場を失わない在り方を、
この作品はそっと差し出していました。
