海外から日本を訪れた人の感想には、私たちにとっては当たり前になっている日常を、あらためて言葉にしてくれる力があります。
今回話を聞いたのは、サンフランシスコ出身のショーンさん。
日本には4日間滞在しており、街を歩きながら日本の暮らしや文化を体感している最中だといいます。
来日前は「期待しすぎていなかった」日本
日本に来る前、どんなイメージを持っていたのかを尋ねると、ショーンさんはこう振り返りました。
「正直、あまり多くの期待はしていませんでした」
ただし、それは悪い意味ではなく、「事前情報に左右されすぎず、実際に見て感じたい」というスタンスだったようです。
実際に訪れてみると、日本の印象はおおむね想像通りだったといいます。
その中でも、強く印象に残ったのが街を歩く人々のファッションでした。
「服装ですね。街全体を見ていて、そこが印象的でした」
個性がありつつも、全体として整っている。
そんな雰囲気を、日本の街並みから感じ取ったようでした。
「違う」と感じたのは、日常の振る舞い
出身国と比べて、日本で特に違いを感じた点について聞くと、
ショーンさんは「道の歩き方」と答えました。
「人の流れが整っている感じがします」
特に印象的だったのが、電車に乗るときの様子です。
「みんな一斉に乗り込むのではなく、きちんと並びますよね」
混雑する場面でも、順番を守ることが自然に共有されている。
その光景が、日本らしさとして記憶に残ったといいます。
また、生活リズムの違いとして挙げたのが、店の開店時間でした。
「今は朝9時ですが、まだ何も開いていません」
出身地では朝早くから営業している店も多いため、
この点は「少し意外だった」と感じたそうです。
戸惑いではなく、「興味深さ」として受け止めた違い
こうした違いに直面したとき、どんな気持ちだったのかを尋ねると、
ショーンさんは迷いなくこう答えました。
「純粋に、『興味深いな』『面白いな』と感じました」
不便さやストレスよりも、「文化の違いを知る体験」として受け止めていた様子が伝わってきます。
違いそのものを否定せず、観察し、楽しもうとする姿勢が印象的でした。
日本文化について、伝えたいこと
最後に、日本文化について感じたことや、日本の人たちに伝えたいことを聞くと、
ショーンさんは少し考えてから、こう話してくれました。
「本当に素晴らしい国だと思います」
その理由として挙げたのが、「敬意」を大切にする文化でした。
「世界中の人が、日本から学べることはたくさんあります。
人への敬意を大切にする生き方は、とても良いものだと思います」
そして、日本をまだ訪れたことのない人に向けて、こんな言葉も添えてくれました。
「ぜひ、日本を訪れてみてほしいですね」
外からの視点が教えてくれるもの
滞在4日目という短い時間の中でも、
ショーンさんは街の動き、人々の振る舞い、文化の背景に目を向けていました。
何気ない日常が、外から見ると「興味深い文化」として映る。
その視点は、私たち自身が日々の暮らしを見つめ直すヒントを与えてくれるのかもしれません。
