子どもとペットが共に成長していく姿は、見る人の心を温かく穏やかにしてくれます。
2024年10月、柴犬のソラちゃんをお迎えしたご家庭の様子を紹介した記事は、その劇的な変化と微笑ましい関係性から大きな反響を呼びました。
前回の取材から約1年2ヶ月、ソラちゃんと暮らし始めてから2年半がすぎた今、1人と一匹はどのような日々を過ごしているのでしょうか。
最新の取材を交えて、その後の体験談を追いかけました。
体重が10倍に!抱っこ紐からあふれるほどの急成長が話題に
過去の記事では、2023年に生後4ヶ月で家族に加わったソラちゃんの成長ぶりが紹介されました。
お迎えしたばかりの頃は、犬用の抱っこ紐にすっぽり収まってお散歩に出ていたソラちゃんでしたが、1年後の2024年には体重が約6.5kgにまで増加。
飼い始めの頃と比較して約10倍という驚きの成長を遂げ、愛用していた抱っこ紐も、数回使っただけで入らなくなるほどでした。
マンション内は抱っこで移動するというルールがあるため、ママさんは甘噛みされながらも、ソラちゃんが抱っこに慣れるよう工夫を凝らしていました。
しかし、さらに体重が7.3kgまで増えると、散歩中に歩くのを止めてしまったソラちゃんを抱き上げるのは、娘さんにとっても大変な作業になっていたのです。
叱られたときの逃げ場所は娘さんのところ!固い絆で結ばれた2人
ソラちゃんと娘さんは、まるで本当の姉妹のような関係を築いてきました。
娘さんはソラちゃんを妹のように可愛がり、一方でソラちゃんは娘さんにだけマウントを取るなど、お互いを対等なパートナーとして認めている様子が伺えました。
2人の強い絆が垣間見えたのは、ママさんがソラちゃんを叱ったときのエピソードです。
いたずらをして怒られたソラちゃんが逃げ込んだのは、いつも娘さんのところでした。
娘さんは「どうしたの?」と優しくなでてソラちゃんを落ち着かせ、そのまま一緒に眠ってしまうこともあったそうです。
また、ママさんが娘さんを叱るときにはソラちゃんが間に入って守ろうとするなど、2人はいつも結託して仲よく過ごしていました。
暮らし始めて2年半、8.6キロになったソラちゃんと娘さんの今
ソラちゃんと暮らし始めてから2年半。2歳になったソラちゃんは、現在体重8.6kgにまで成長しました。
小学4年生になった娘さんの力でも、1人で抱っこするのは難しくなっているそうです。
そのため、最近のお散歩では娘さんがリードを引くか、ときにはペットカートを活用して、無理のないスタイルで外出を楽しんでいます。
体は立派に大きくなりましたが、性格は今でも変わらず甘えん坊で人懐っこいまま。
お散歩中にいろいろな方に撫でてもらうのが大好きで、周囲からは「柴犬っぽくない性格だね」と驚かれることもあるといいます。
家族としての時間はさらに深まり、ソラちゃんは今も娘さんにべったりな毎日を送っています。
勉強中もくつろぎタイムも常に一緒!深まる「姉妹」の信頼関係
現在も、ソラちゃんと娘さんの仲睦まじい様子は変わりません。
娘さんが机に向かって勉強しているときは、ソラちゃんも同じ椅子に座ってそっと寄り添っています。
また、娘さんがソファでリラックスしていれば、ソラちゃんが自ら膝の上に乗りにいき、一緒にくつろぎの時間を過ごすのが日常の風景です。
どんなときでも隣にいたいというソラちゃんの行動からは、娘さんに対する深い信頼が伝わってきます。
ママさんがかつて願った通り、2人は成長とともに環境や体の大きさが変わっても、変わらずお互いを慈しみ合う「かけがえのない姉妹」として、一歩ずつ歩みを進めています。
再び抱っこできる日を夢見て!成長していく1人と一匹の未来
今後の目標についてママさんは、これまでと変わらず2人が姉妹のように仲よく過ごしてほしいと語ってくださいました。
そして、もう一つ楽しみにしていることがあります。
それは、娘さんがもう少し大きく成長して体力がついた頃に、またソラちゃんを抱っこしてお散歩をすることです。
「そのときが来たら、2023年頃の動画と見比べてみたいですね」と、ママさんは未来に期待を寄せています。
幼かった頃の小さな抱っこと、成長した娘さんによる頼もしい抱っこ。
その変化は、家族が共に重ねてきた幸せな時間の証となるでしょう。
これからも成長していく娘さんとソラちゃん。
そんな1人と一匹の歩みを、これからも温かく見守っていきたいものです。
提供元:@eri72527さん(Instagram)


