文化や価値観の異なる国を訪れると、そこには思いがけない驚きや発見が待っています。
今回お話を伺ったのは、オーストラリアから日本を訪れたレイチェルさん、ヒッシュさん、カデルさんの3人。
初めての日本旅行で、街の雰囲気や人々の振る舞い、日常の仕組みに触れた彼らは、日本ならではの魅力を数多く感じたといいます。
「みんなきちんとしている」日本の秩序に驚き
日本に来てまず印象に残ったことについて、レイチェルさんは次のように話します。
「駅で、みんながきちんと列に並んでいるのが印象的でした」
ヒッシュさんも、日本の街の雰囲気についてこう続けます。
「街全体が静かで、落ち着いていますよね。公共の場でも大きな声で話している人が少ないなと感じました」
日本で暮らしていると当たり前に感じる光景ですが、海外から来た3人の目には、“とても秩序のある社会”として映ったようです。
「日本ってこんなに安いの?」物価への率直な感想
次に話題に上がったのは、日本の物価についてでした。
「日本は、全体的に安いと感じました」と話すのはヒッシュさん。
「食べ物も移動費も、オーストラリアと比べると高いと感じるものがほとんどありません」
カデルさんが特に驚いたのは、コンビニの存在でした。
「日本のコンビニは食べ物の種類が本当に多いですよね。
オーストラリアでは、セブンイレブンで食事を買うことはあまりありません」
物価高が続く日本ですが、海外からの視点では「暮らしやすい国」と映る場面もあるようです。
移動のしやすさは、日本ならではの便利さ
日本での生活について、「便利だと感じたこと」を尋ねると、3人とも交通の利便性を挙げました。
「どこへ行くにも移動がしやすいです」とレイチェルさん。
「電車を使えば、ほとんど困ることがありません」
路線の多さや複雑さに最初は戸惑いながらも、慣れるにつれてその便利さを実感したといいます。
日本で買ってよかったものは“ポケモン”
日本での思い出深い買い物について聞くと、レイチェルさんは笑顔でこう教えてくれました。
「ポケモンセンター限定のピカチュウのぬいぐるみを集めています。
いろいろな店舗を回って、限定デザインを探すのが楽しいです」
ヒッシュさんは「ポケモンカード」を購入したそうで、日本ならではのキャラクター文化も旅の楽しみのひとつになっているようです。
電車を間違えた…日本でのちょっとしたハプニング
日本で困ったことを尋ねると、3人は少し笑いながらこんな出来事を振り返ってくれました。
「行きたい場所とは逆方向の電車に乗ってしまったんです」とレイチェルさん。
「気づいたら横浜まで行ってしまっていました」
本来向かう予定だったのは明治神宮方面。
一度降りて、折り返しの電車に乗り直すことで無事に解決できたそうです。
「少し分かりにくいところはありますが、電車そのものはとても便利だと思います」とヒッシュさんは話します。
外国人の目に映った、日本の日常の魅力
秩序ある街並み、静かな公共空間、便利な交通網、そして身近にあるキャラクター文化。
レイチェルさん、ヒッシュさん、カデルさんの言葉からは、日本に住んでいると見過ごしてしまいがちな魅力が数多く浮かび上がりました。
海外からの率直な視点は、私たちに
「日本の日常は、実はとても特別なのかもしれない」
そんな気づきを与えてくれます。
