海外から日本を訪れた人が語る言葉には、事前のイメージと実際の体験との間にある、率直な気づきが表れます。
今回話を聞いたのは、メルボルン出身のリカルドさん。
日本には10日間滞在しており、各地を巡りながら日本の文化や暮らしを体験している最中だといいます。
来日前の日本は「正直、あまり知らなかった」
日本に来る前、日本の日常生活についてどんなイメージを持っていたのかを聞くと、リカルドさんは率直にこう話しました。
「正直、日本についてはあまりよく知りませんでした」
ただ、日本食が好きだったことが来日のきっかけの一つだったそうです。
「食べ物と雪を目的に来ました。さっきまでは長野に行っていました」
観光地や文化について詳しく調べてから来たというよりも、
実際に足を運びながら知っていく旅を楽しんでいる様子がうかがえます。
言葉とマナーの違いに感じた変化
出身国と比べて、日本で「違う」と感じたことを尋ねると、
まず挙がったのが言語の違いでした。
「やはり言語ですね。言葉がまったく違います」
それに加えて、マナーや人との距離感にも違いを感じたといいます。
「オーストラリアでは、もう少し人が騒がしくて、前に出る感じがあります。日本の皆さんはとても丁寧で、それが素敵だなと思いました」
一方で、その丁寧さは、自分たちにとっては「大きな変化」でもあったそうです。
良い・悪いというより、文化の違いとして強く印象に残った点でした。
温泉で感じた、新しい体験
具体的に「違い」を感じた瞬間について聞くと、
リカルドさんは特定の出来事というより、体験全体を振り返ってくれました。
「特定の瞬間というのは特にありません」
その中でも、新鮮だった体験として挙げてくれたのが温泉です。
「温泉に行くのも、私たちにとっては新しい体験でした。入り方を学ぶのも新鮮でしたね」
リカルドさんは、自分たちの旅のスタイルについて、こう話します。
「私たちは探検するのが好きなんです。新しいものを見たり、新しいことを知ったりするのは、いつも楽しいですね」
日本での体験も、その延長線上にあるようでした。
知識よりも体験から始まる、日本との出会い
来日前は日本について詳しく知らなかったというリカルドさん。
それでも、食や自然、日常のマナーや習慣に触れながら、
一つひとつを新鮮な体験として受け止めていました。
事前の知識が少ないからこそ、
実際に見て、感じて、学んでいく。
そんな旅のかたちが、日本の日常を静かに映し出しているのかもしれません。