InstagramやTikTokで、人間関係や夫婦・パートナーシップ、会話の距離感をテーマに、漫画と文章を発信しているB.B軍曹(@b.bgunso/@b_bgunso)さん。
B.B軍曹さんの投稿がすくい上げているのは、はっきりとした怒りや不満になる前の、「このまま流していいのか迷う感情」です。
強い言葉を使いながらも、結論を固定しない。
どう受け取るか、どう使うかは、読み手に委ねる。
その余白が、発信全体を通じた特徴になっています。
今回紹介するのは、“文句”や“不満”をどう扱えばいいのか、その入口をそっと示した投稿です。
夫に愚痴を聞いてもらう日常のなかで
物語は、B.B軍曹さんが日常の出来事を、夫にぽつぽつと話す場面から始まります。
仕事のこと。
うまくいかなかったやりとり。
後になって引っかかっている些細な出来事。
話しているうちに、ふと、こんな思いが浮かびました。
「最近、私、文句ばっかり言ってない?」
イライラやモヤモヤが言葉になり、自分でも分かるほど、後ろ向きな調子になっている感覚。
そしてその直後、「こんなことを言う自分はよくない」と、先回りして自分を責めてしまいます。
夫が返した、意外な一言
そんなとき、夫が返したのは、「気にしなくていいよ」といった慰めでも、「前向きになろう」という励ましでもありませんでした。
「文句が出るのは、いいことだよ」
さらに、こう続けます。
「文句が出るってことは、ちゃんと問題点に気づいてるってことだから」
文句=感情的
文句=未熟
文句=我慢が足りない
そう単純に結びつけるのではなく、
“気づきのサイン”として捉える視点でした。
「責める」から「気づく」へ、基準が戻った瞬間
この言葉を聞いたとき、B.B軍曹さんが感じたのは、
「ダメな自分を肯定された」という安心感とは少し違うものでした。
それよりも、判断の軸を、自分の手に戻してもらった感覚に近かったといいます。
「それくらい普通だよ」
「気にしすぎじゃない?」
そうした他人の基準ではなく、
「自分がどう感じたか」を起点にしていい。
文句は、感情として吐き出して終わらせるものではなく、状況を見直すための手がかりとして扱ってもいいのかもしれない。
そう思えたことで、小さな違和感を無理に押し込めることが減っていったといいます。
この投稿が示す、B.B軍曹さんのテーマ
B.B軍曹さんはSNSでの発信をもとに、これまでに『全てのネガティブをプラスに変える夫 髭の 「人生満点じゃなくてもはなまるだ 編」「NGと書いてナイスガイと読む 編」「さては人生3周目だな 編」』3冊の書籍を刊行しています。
これらの作品が描いているのは、「文句を言っていいか、悪いか」という二択ではありません。
・感情を押し込めない
・でも、相手を傷つける言葉にしない
・違和感を、なかったことにしない
感情や関係性を、ひとつの正解に回収しない姿勢が、アカウント全体を貫いています。
文句が出た瞬間に、
「こんな自分はダメだ」と反射的に反省してしまう人ほど、
この投稿は、感情との距離の取り方を少し楽にしてくれるかもしれません。
違和感に気づけること自体が、すでに、前に進んでいる証なのだと。





