文化も言葉も異なる海外での生活では、様々なカルチャーショックに出会うことがあります。今回、日本での生活で特に驚いたことについて語ってくれたのは、フィリピン出身・20代の女性大学生、メイさんです。来日して間もないメイさんが、日本の公共交通機関や人々の時間に対する意識に衝撃を受けたと言います。
驚異的な正確さの公共交通機関
日本に来て間もない頃、メイさんが最も驚いたことの一つが、電車やバスが時刻表通りに運行されることでした。
「フィリピンでは、電車やバスが時間通りに来ることはほとんどありません。また、待ち合わせの時間に遅刻するのも日常的なことです」
そのため、日本の電車やバスが秒単位で正確に到着するのを見た時、メイさんは目を疑ったそうです。
時間厳守が生む信頼感
この公共交通機関の正確さと、待ち合わせに誰も遅れないという経験を通して、メイさんは日本人の時間に対する意識の高さに感銘を受けました。
「テレビなどで日本人は『時間を守る』『まじめ』だと聞いたことがありましたが、実際に日本で生活してみて、それが本当だと実感しました。時間を守ることで、相手に与える信頼感が全く違うということも、日本人から学びました」
母国との時間感覚の違いを通して、メイさんは日本人の真摯な姿勢を肌で感じたようです。
1分の遅延にも驚くほど丁寧な謝罪
さらに、メイさんを驚かせたのは、電車のわずかな遅れに対する駅員のアナウンスでした。
「電車が1分遅れただけで、駅員さんが何度も丁寧に謝罪するのを見て、本当に驚きました。私の国では、電車が時間通りに来ないのが当たり前ですから」
この経験を通して、メイさんは日本人の時間に対する意識の高さと、相手への配慮の深さを改めて感じたと言います。
時間を守る真面目さが魅力の日本
メイさんは、この体験を通じて他の外国籍の人に伝えたい日本の魅力として、「日本人は本当に時間を守る真面目な民族である」と強調します。それは、日本で生活する上で最も印象的で、学ぶべきことの一つだと感じているようです。
