文化も言葉も異なる海外での生活は、ワクワクする反面、不安もつきもの。
そんな中、日本に来て「想像と全然違った!」と語るのは、イギリス出身で30代の会社員・エマさん。
アニメや漫画で日本に親しみはあったものの、実際に訪れてみて、ある“日本の言葉”の豊かさに心を奪われたといいます。今回は、日本での驚きと感動に満ちた体験について話を伺いました。
豊かな日本語に感動!
日本に来て間もない頃、まず驚いたのは日本語の表現の多さでした。
「アニメや漫画で日本語に触れることはありましたが、実際に生活してみると、その表現の幅広さに驚きました」。
特に、食べ物や物の感触を表す言葉に強く惹かれたそうです。
「ふわふわ」「もちもち」など、耳にするだけで質感が伝わる可愛らしい言葉に感動したといいます。
食感を表す言葉が面白い!「サクサク」「とろーり」に興味津々
日本語の勉強を続けるなかで、飲食店のメニューにも発見がありました。
「『サクサク』のエビフライや『とろーり』チーズオムライスと書いてあって、とても面白いと思いました。
英語ではそのまま置き換えにくい表現だと感じます」。
食感や感触を具体的に伝える日本語の豊かさに、ますます興味が増していったそうです。
日本でのコミュニケーションがより楽しく!
こうした体験は、日本での暮らし方にも良い変化をもたらしました。
「来日前は日本語でのコミュニケーションに不安もありましたが、これらの言葉を知ってから、会話がぐっと楽しくなりました」。
微妙なニュアンスを伝えられる言葉を覚えたことで、日本の人たちとの会話もスムーズになったと感じているそうです。
日本の魅力を世界へ!食感を表す言葉を広めたい
日本での生活を通して、エマさんは日本語の魅力に深く感銘を受けました。
「日本には本当に素敵な言葉がたくさんあります。特に食感や感触を表す言葉は、豊かで面白い。この魅力を、母国の友人たちにももっと伝えたいと思っています」。
私たちが何気なく使っている言葉の中に潜む豊かさを、海外の視点が改めて気づかせてくれるそんなエピソードでした。
※本記事の内容は取材対象者の個人的な体験・感想です。
