手洗い場からの妻の声に違和感。妻「わっ…!」→夫が様子を見に行った結果に「結婚してよかった」「正解」

手洗い場からの妻の声に違和感。妻「わっ…!」→夫が様子を見に行った結果に「結婚してよかった」「正解」
提供元:@b.bgunsoさん

InstagramやTikTokで、人間関係や夫婦・パートナーシップ、会話の距離感をテーマに漫画と文章を発信しているB.B軍曹(@b.bgunso@b_bgunso)さん。

日常のなかで生まれる、言葉にしづらい違和感や感情を、あえて強いフレーズで切り取りながらも、結論は読み手に委ねる。その独特の距離感が、多くの共感を集めています。

なぜ、そこまで「言葉の置き方」にこだわるのか。
アカウント全体を貫くテーマと、その背景をひもときます。

「トラブル発生時の夫の対応が神、過ぎた」

提供元:@b.bgunsoさん
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投稿された漫画のひとつに、こんな一作があります。

洗濯機の排水口から水が溢れ出し、床が水浸しに。
「どうしよう」と立ち尽くすB.B軍曹さんに対し、夫は即座に動き出します。

「俺に任せろ!」
「DJカーリングの出番だ!」

リモート勤務の昼休憩残り10分という状況のなか、モップを手にテンポよく対応。
1分後には、床はきれいに整っていました。

この投稿の裏側にあったのは、夫の明るさというよりも“対応の速さ”だったといいます。

トラブルが起きたとき、自分はまず「どうしよう」と立ち止まる。
けれど夫は、「今できることは何だろう」と動きながら考える。

順番が、逆だった。

余裕とは性格の違いではなく、経験や判断の積み重ねかもしれない。
そんな気づきが、この漫画の核にあります。

違和感の正体は「性格」ではなかった

提供元:@b.bgunsoさん
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現在の発信につながる原点には、人と関わるたびに感じていた消耗感がありました。

気を遣っているのに、会話のあとにどっと疲れる。
言えなかった言葉だけが、あとから何度も頭を巡る。

正直に話して関係を壊すか、黙って自分が削れていくか。
その二択しかないように感じていた時期もあったといいます。

しかしコロナ禍で夫がリモートワークになり、日常的に仕事の会話を耳にするようになったことで、前提が揺らぎます。

揉めそうな場面でも、空気は張りつめない。
相手が納得し、話が前に進んでいく。

同じ日本語を使っているのに、結果が違う。

ここから、言葉の選び方や距離感そのものに意識が向くようになりました。

人間関係のしんどさは、性格ではなく、向き合い方や順番の問題なのかもしれない。
その気づきが、現在の表現の軸になっています。

漫画と化粧品開発に共通するもの

提供元:@b.bgunsoさん

B.B軍曹さんは現在、漫画・エッセイ制作と並行して、薬剤師として化粧品ブランドのプロダクト開発・運営も行っています。

一見すると異なる分野ですが、どちらにも共通しているのは、「日常の違和感をどう扱うか」という視点です。

言葉にできないモヤモヤをどう整理するか。
肌の悩みに費やす時間をどう減らすか。

形は違っても、「日々を少し楽にするための試行錯誤」という点で根底はつながっています。

「正解を言い切らない」という選択

B.B軍曹さんの投稿は、印象的なフレーズが多い一方で、決して断定的ではありません。

同じ言葉でも、立場やタイミングによって意味は変わる。
助けになることもあれば、苦しさを生むこともある。

だからこそ、「こうあるべき」「これが正解」とは言い切らない。

強く背中を押すのではなく、いったん言葉を差し出す。
どう受け取るか、どう動くかは、読み手に委ねる。

それが、発信を続けるうえで守っている姿勢だといいます。

伝わらなかった時間が、今の表現をつくった

学生時代から漫画を描き、出版社への持ち込みを続けてきた経験も、現在の表現に影響を与えています。

何度も「伝わらない」という壁にぶつかった。
それでもやめなかった。

どうすれば届くのか。
どうすれば誤解なく伝わるのか。

その試行錯誤が、言葉や距離感を慎重に扱う現在のスタイルにつながっています。

違和感を、なかったことにしないために

SNSでの発信をもとに、『全てのネガティブをプラスに変える夫 髭の 「人生満点じゃなくてもはなまるだ 編」「NGと書いてナイスガイと読む 編」「さては人生3周目だな 編」』の3冊の書籍も刊行しています。

描き続けているのは、日常のなかで生まれる「なんとなくしんどい」という感覚。

答えを急がず、正解を押しつけず、
それでも違和感から目を逸らさない。

今回の“トラブル対応”の漫画もまた、
夫の名言というより、「順番の違い」に気づいた瞬間の記録なのかもしれません。

会話や関係性のなかにある、小さなズレ。
それをなかったことにしないために。

B.B軍曹さんは今日も、余白を描き続けています。

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