妊娠20週、出血が止まらず380gで生まれた息子。現在の姿に「寝顔が天使すぎ」「無事生まれてよかった」

妊娠20週、出血が止まらず380gで生まれた息子。現在の姿に「寝顔が天使すぎ」「無事生まれてよかった」

妊娠、出産は当たり前ではなく、一つの命が誕生するということは奇跡のようなものですよね。

慢性的な出血が続き、経過観察のため婦人科を受診したママさんは、その日に出産することになります。
そして、380gで生まれた息子さんの姿と妊娠中の経過をSNSに投稿。いったいどんな様子だったのでしょうか?

出血が続き「絨毛膜下血種」と診断され、1ヶ月の絶対安静に

ママさんに最初の出血が見られたのは、妊娠16週目のことでした。それまでは出血やおりものは見られなかったのに、茶色のおりものから茶色っぽい出血へと変わっていきます。

産院へ連絡したものの、最初は安静にして様子見、その後、立っているとポタポタ垂れるほどの出血となったため、再度電話をして緊急受診をしました。

出産前の出血①

そこでママさんは、妊娠初期~中期に胎嚢の周り(胎盤の基となる部分)に血液が溜まる状態の「絨毛膜下血種」と診断され、1ヶ月の絶対安静となります。

出産前の出血②

そして、少し落ち着いた時期はあったものの、17週6日には横になったときに血の塊のようなものが出たため、病院へ。
入院には至りませんでしたが、再度絶対安静との指示がありました。その後も慢性的な出血が続きます。

出産前の出血③

このときのママさんは「とにかく、1日でも早く出血が止まり、血腫がなくなってほしい」という思いしかなかったといいます。「自分にできることは安静にすることだけだったので、ひたすら横になって過ごしていました」と。

ところが20週4日、朝起きたときにお腹の張りと鈍痛が…。冷や汗が出るほどの痛みと出血も増えてきたため、病院を受診しました。診察の結果、血腫からの出血のため、子宮が収縮しているのだろうという見解で、痛みを取る薬を処方され、痛みが治まったので帰宅。その日の出血は多かったのですが、翌日から少しずつ落ち着いていきました。

出産前の出血④

こうした生活を送るなかでママさんの支えとなったのは、旦那さんや当時3歳の息子さん、ご両親でした。「日常生活さえままならないほどだったので、本当に感謝しています」と語ります。

特にママさんがこの時期において印象深い出来事は、つわりがひどくて吐いてしまったときに、3歳の息子さんが背中をさすりながら「ママ、大丈夫?」と心配してくれたこと。その優しさに胸がいっぱいになったのと同時に「こんなに小さな子に心配をかけてしまってごめんね」という気持ちも込み上げたと話していました。

緊急搬送された日に出産

22週に入ってから経過観察のために婦人科を受診したところ、赤ちゃんの成長が遅れ気味なのと、ママさんの貧血がひどくなっていたことから大きな病院を紹介され、救急車で搬送されます。病院到着後の13時ごろ、お腹のエコーをとった結果、胎児発育不全、絨毛膜下血種、中隔胎盤と診断され、赤ちゃんや母体の都合で緊急帝王切開の可能性もあるとの説明を受けました。

出産前の出血⑤

16時ごろ、病室に戻ったママさんはお腹の張りが強くなり、ときどき痛みも伴い、さらに熱も出てきました。解熱剤は打ったものの熱は下がらず、18時ごろからは痛みがだんだん増してきます。20時すぎには我慢できない痛みに変わり「お産になります」と、ママさんはベットごと分娩室に。赤ちゃんが下がってきているので帝王切開ではなく下から産むことになり、4~5回いきんで21時すぎに赤ちゃんが生まれました。

出産前の出血⑥
出産前の出血⑦

赤ちゃんは380gの男の子。ママさんは息子さんを見て、あまりにも小さいことに言葉を失ってしまい「小さい…ごめんね…」としか出てきませんでした。

息子さん

そのとき、旦那さんは「頑張ってくれてありがとう!」と明るく声をかけてくれました。それはママさんにとって、今でも忘れられない言葉となったのです。

ママさんは日ごとに回復し、息子さんは1830gまでに成長

出産直後のママさんは、血腫による慢性的な出血に加え、分娩時の大量出血で強い貧血がありました。さらに、つわりと出血による絶対安静のため、1日のほとんどを寝たきりで過ごしていたことで筋力が落ち、歩くことさえやっとの状態。

しかし出産を終えたことで出血が止まり、食欲も妊娠中より戻ってきたため、日を追うごとに体力が回復していきました。そして、現在は妊娠中の不調が嘘だったと思うほど元気で、妊娠前と同じように過ごせていると話します。

息子さんは2月で生後5ヶ月を迎え、体重は1830gまで増えました。口からミルクを飲めるようになり、最近では酸素も外れて自力で呼吸できるように。そんな息子さんの頑張りに「感謝の気持ちでいっぱいです」とママさん。
その一方で「生まれて間もないころからずっと頑張らせてしまっていることに、申し訳なさも感じています」と話していました。

同じような人の助けになればと細かくメモを残して

ママさんは、出産前のことを細かくメモしていました。
それにはママさん自身が血腫と診断されたとき、同じように血腫になった人の体験談に励まされていたからでした。
「情報は一つでも多いほうが嬉しい。私の体験も同じように、血腫で悩み苦しんでいる人の助けになればいい」という思いからメモを残そうという気持ちになったのです。

ママさんは、まさか血腫ができるなんて、そして早産になるなんて思ってもいませんでした。そこで今回の経験を振り返り、妊娠中の人たちへ「不安なことがある場合はためらわずに医師へ相談し、必要であれば積極的にセカンドオピニオンやサードオピニオンを受けることをおすすめします」とメッセージを送ります。

当時は「明日には、明後日にはよくなる」と信じて安静に努めていたというママさん。ですが、大きな病院へ転院した際のママさんの体は、検査にも耐えられないほど限界に近づいていました。

そのことについて「不安が少しでも残るようであれば、医師の指示を待つだけでなく自分から大きな病院を受診するなどしてみてもよかったかもしれない」という思いを抱いています。
病院を変えるのは大きな判断になるかもしれませんが、医師に詳しく状況を伝えたり、納得いくまで相談したりすることは安心感にも繋がりそうですね。

赤ちゃんは臨月までお腹のなかで育てられることが一番です。ですが、ママさんが伝えたいもう一つのことは「1日、わずかに体重が増えただけでも、私たち両親にとってはとても尊く、大きな喜びです。赤ちゃんの生きる力は想像以上に力強いものだと、今まさに実感しています」ということです。

今後、ママさんは息子さんに対して「健やかに育ってくれればそれだけで十分です」と語ります。「今は目の前の成長を見守ることで精いっぱいで、まだ先の未来に思いを巡らせる余裕はありませんが、それでもいつか穏やかな日常を、家族みんなで笑顔で過ごせていたらいいなと思っています」と話していました。

投稿には「寝顔が天使すぎ」「無事生まれてよかった」などのコメントが寄せられていました。これからも、息子さんの成長を見守りながら家族みんなで笑顔で過ごしてほしいですね。

提供元:@dgtpjgmaさん(X)

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