「余計なことは、何もしないで」外出先のトイレで…善意でしていた“まさかの行動”が話題に

「余計なことは、何もしないで」外出先のトイレで…善意でしていた“まさかの行動”が話題に

ホテルのような「三角折り」のトイレットペーパー。一見すると丁寧で、次の方への心遣いのように思えますが、場所が「病院」となると話は別です。
今回お話を伺ったのは、病院勤務の経験を持つ55歳の方。
良かれと思って行われるその習慣が、衛生管理を最優先する現場では「困りごと」になっていたという、切実な本音を語っていただきました。

「親切」が「不潔」に変わる瞬間

病院のトイレを掃除や点検で訪れた際、トイレットペーパーの先端が丁寧に三角に折られていることがあります。
前の利用者が「次の方が取り出しやすいように」と、善意で行ったであろうこの行動。しかし、これを目にするたびに強い拒否感があったと言います。

「トイレで用を済ませた後、誰でも手を洗いますよね。その前の、まだ洗っていない手で、次に誰が使うかわからない清潔なはずのペーパーを触って折る。それがどれほど不潔なことか……。気持ち悪いとしか言いようがありませんでした」
特に感染症対策に神経を使う病院という場所柄、その「ひと手間」が逆効果になっていたのです。

「もったいない」けれど「使えない」

この「三角折り」に遭遇すると、現場のスタッフは非常に難しい判断を迫られることになります。
「そのままにしておくわけにはいきませんが、かといって使わずに捨てるのももったいない。非常に悩みましたが、衛生面を考えて、結局は新しい予備のトイレットペーパーと交換せざるを得ませんでした」

本来ならそのまま使えたはずの資源が、親切心ゆえに「不適切なもの」に変わり、交換の手間と廃棄を生んでしまう。まさに、善意が裏目に出てしまった結果でした。

「何もしない」ことが、公共の場での一番のマナー

この経験から、ご自身が客や患者としてトイレを利用する際は、トイレットペーパーを折るようなことは絶対にしないと言います。
「お会いしていないので、どのような様子で折られたのかはわかりません。ですが、その場では言えなくても、プロとしての本音はひとつだけです」

最後に語ってくれたのは、衛生のプロとしての潔い本音でした。
「余計なことは、何もしないでいてくれるのが一番です」
「三角折り」は、清掃が終わったサインとしてスタッフが行うのなら意味がありますが、利用者が行うのは、実は衛生面でリスクを伴う行為。特に公共の場では、そのままにしておくことこそが、次の方への本当の思いやりと言えるのかもしれません。

この記事の写真一覧はこちら