ついつい組んでしまう足。しかし…専門家「体が悲鳴を上げているサインです」まさかの理由に「驚きました」「予想外」

ついつい組んでしまう足。しかし…専門家「体が悲鳴を上げているサインです」まさかの理由に「驚きました」「予想外」

デスクワークやスマホ操作が当たり前になった今、「姿勢のクセが気になる」と感じたことはありませんか。

20代・会社員の女性も、日常の何気ない動作に違和感を覚えていた一人でした。

脚を組む、猫背、スマホを見るときの首の傾き

女性が気になっていたのは、日常の中で繰り返しているいくつかのクセでした。

デスクワーク中、無意識に脚を組んでしまう。
集中すると猫背になり、顔がディスプレイに近づきすぎる。
通勤電車では、いつも同じ手でスマホを持ち、
首をかしげるように画面を見てしまう。

「どれも小さなことですが、重なっている感じがして気になっていました」

「みんなやっているし、若いから大丈夫」と思っていた

とはいえ、当時は
それを深刻な問題だとは考えていませんでした。

周りの同僚も同じような姿勢で仕事をしている。
脚を組むほうが楽に感じる。

若いから、多少の不調は寝れば戻る。
肩こりや腰の違和感も、
「一時的な疲れ」だと思っていたそうです。

気にはなっていたが、わざわざ直すほどではなかった

姿勢が良くない自覚はありましたが、
大きな支障が出ているわけではありませんでした。

ストレッチ動画を見て、
たまに真似する程度。

そのクセが、
将来的に骨盤の歪みや痛みに繋がるかもしれない、
という危機感はほとんど持っていなかったといいます。

「脚を組むのは、体を支えられていないサインかもしれません」

体の状態について相談した際、
女性は意外な説明を受けました。

脚を組むのは、
インナーマッスルが弱く、
体を真っ直ぐ支えられないため、
どこかを固定して安定させようとしている可能性がある。

「行儀の問題や、ただのクセだと思っていたので、驚きました」

さらに、
ストレートネックの原因が、
首そのものではなく、
腕の筋肉の張りから来ている場合もあると聞き、
体はすべて繋がっているのだと実感したそうです。

「我慢」ではなく、環境と習慣を少しずつ変えた

それ以降、女性が意識したのは、
クセを無理にやめることではありませんでした。

骨盤を立てて座れるよう、クッションを使う。
30分に一度は立ち上がり、腕を回す。
スマホを見るときは、肘を張って目の高さに近づける。

「頑張らなくても続けられること」を選び、
少しずつ取り入れていったといいます。

【専門家の見解】姿勢のクセは「体を守るための反応」であることも

そこで、AGO global株式会社 代表取締役として身体と健康分野に携わり、延べ7万人以上の施術実績を重ねる一方、セラピスト育成や執筆・監修、企業向けアドバイザーとしても活躍されている湯山卓さんに、在宅勤務で多くの人が悩む姿勢の問題について話を聞きました。

「悪い姿勢」は、体を守るための防衛反応かもしれません

「脚を組む」「猫背になる」といった動作は、単なる行儀の悪さや怠慢ではありません。

実は、長時間の同じ姿勢でインナーマッスルが疲れ切ってしまい、「もう自分の筋肉だけでは体を支えられない!」と体が悲鳴を上げているサインであることが多いのです。
脚を組むことで骨盤をロックしたり、背中を丸めて靭帯に寄りかかったりするのは、エネルギーを使わずに体を安定させようとする、ある種の「防衛反応」とも言えます。

「我慢」よりも「リセット」を

現代の生活環境で、ずっと良い姿勢を保ち続けるのは至難の業です。

大切なのは、悪い姿勢を我慢して直すことではなく、「固まる前に動かす」こと。
記事にあるように、30分に1回立ち上がったり、クッション等の道具に頼ったりするのは非常に理にかなっています。

若いうちから「姿勢が崩れるのは疲労のサイン」と気づき、こまめに体をリセットする習慣をつけることは、将来の不調を防ぐ最大の投資になります。

「早めに気づけてよかった」と思えた理由

今振り返ると、
20代のうちに体のバランスを指摘してもらえたことは、
とても大きかったと女性は話します。

大きな不調や、
取り返しのつかない状態になる前に、
自分の弱点を知ることができた。

「今のうちに良い習慣を身につけておけば、
将来の健康につながると思えるようになりました」

そう前向きに捉えられるようになったことが、
何よりの変化だったそうです。

【監修者プロフィール】
湯山 卓(ゆやま・たく)
AGO global株式会社 代表取締役

IT企業人事と健康産業の経験を併せ持ち、身体と働く環境の関係性について研究・実践を行う。
これまでに7万人以上の施術に携わり、セラピスト育成にも注力。主宰スクールからは400名以上が卒業している。

各種メディアへの掲載や書籍出版のほか、企業向けの健康支援・顧問活動なども行っている。

※本記事は、個人の体験談および専門家の見解をもとに構成しています。体の感じ方や原因には個人差があり、すべての人に当てはまるものではありません。

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