海外から日本を訪れた人の言葉には、私たちが普段あまり意識しなくなっている日常の姿が、あらためて映し出されることがあります。
今回話を聞いたのは、アメリカ合衆国出身のアレックスさんとサムさん。
日本滞在はまだ2日目という、来日間もないタイミングでインタビューに応じてくれました。
「到着したとき、とても親切に迎えてくれました」
長時間のフライトを経て日本に到着したという2人。
日本での第一印象を尋ねると、まず返ってきたのは「人のやさしさ」でした。
「フライトはかなり長かったですが、到着したとき、みんながとても親切に迎えてくれて。全体的にすごく感じが良かったです」
さらに、日本の人々の振る舞いについても印象に残っているといいます。
「皆さん、本当に礼儀正しいですね」
来日前に思い描いていた、日本のイメージ
日本に来る前、日常生活についてどんなイメージを持っていたのかを聞くと、2人は素直な言葉で答えてくれました。
「夜の街の明かりとか、だいたい想像していた通りでした」そして、楽しみにしていたのが日本の食事。
「ラーメンを食べてみたかったんですが、食べ物が本当においしいですね。食事全体的に、とても満足しています」
さらに、実際に訪れて驚いたのが街の清潔さだったそうです。
「想像以上でした。こんなにきれいな場所に来たのは初めてです」
一方で、人の多さにも驚いたといいます。
「こんなにたくさん人がいるとは思っていませんでした」
出身国と比べて感じた違い
出身国と比べて、日本で「違う」と感じたことについて尋ねると、生活リズムや物価の話題が挙がりました。
「昼と夜の感覚ですね。時差がかなりあるので、最初はすごく疲れました」
ただ、慣れてしまえば大きな問題はなかったそうです。
「それと、全体的にアメリカと比べてすごく安いと感じました。特にタクシーや食べ物、スナック類ですね」
「ここに住めるかもしれない」と思ったまさかの理由
そうした違いを感じた瞬間、どんな気持ちだったのかを聞くと、アレックスさんは少し考えてからこう話しました。
「すごく良い気分でした」さらに、こんな言葉も続きます。
「本気で言葉を学ぼうと思えば、ここに住めるんじゃないかと思いました。人も親切ですし、挨拶もたくさんしてくれて、ここにいること自体がとても心地よかったです」
特に印象的だったのは、「受け入れられている感覚」だったといいます。
「自分が受け入れられている、ちゃんと見てもらえている。うまく説明できないですが、そんな感覚がありました」
日本の人たちに伝えたいこと
最後に、日本文化について感じたことや、日本の人たちに伝えたいことを聞きました。
「もしアメリカに行くことがあったら、物価が日本よりかなり高いことは覚悟したほうがいいです」
そのうえで、率直な印象も語ってくれました。
「正直に言うと、僕たちの国では、ここまで皆が親切というわけではありません。でも、日本では本当にみんな優しいと感じました」
外からの視点が教えてくれる、日常の価値
日本に来てまだ2日目という短い時間の中でも、2人は人の接し方や街のあり方、暮らしやすさに多くのことを感じ取っていました。
外からの視点を通して見えてくる、日本の「当たり前」。
それは、私たち自身が日常を少し丁寧に見つめ直すきっかけを与えてくれるのかもしれません。