飲食店店員「お客様には言えませんでした」善意100%の行動が招いたまさかの事態に「非常に怖いし二度手間なんです」

飲食店店員「お客様には言えませんでした」善意100%の行動が招いたまさかの事態に「非常に怖いし二度手間なんです」

ステーキやハンバーグが運ばれてきたときの、あのジュージューという音。食欲をそそる最高の演出ですが、その主役である「鉄皿」は、食後もしばらくは驚くほどの熱を持っています。

今回お話を伺ったのは、30代の男性会社員。以前、ステーキ・ハンバーグを主力とする飲食店で働いていた際、お客様の「優しさ」に冷や汗をかいたエピソードを語っていただきました。

「はい、どうぞ!」笑顔で差し出されたのは、超高温の塊

ランチのピークを過ぎ、少し落ち着きを取り戻した店内のこと。あるお客様が、食べ終わった鉄皿を台ごと重ね、さらにその上にカトラリーや紙ナプキンをきれいにまとめて「はい、片付けやすいようにしました!」と差し出してくれました。

「その瞬間、『うわ、優しい……ありがたい……!でも、それ今めっちゃ熱いやつ……!』と心の中で叫びました。お客様の満足げな笑顔に感謝しつつも、正直、焦燥感でいっぱいでした」

スタッフを助けようという100%の善意。しかし、その差し出された塊は、素手で扱うにはあまりにも危険な「熱」を帯びていたのです。

「熱い・滑る・焦げる」……親切が招く4つのリスク

良かれと思ってまとめてくださった鉄皿。しかし、現場ではそこから思わぬ「困りごと」が発生してしまうのだそうです。

「まず、熱いまま重なっているので持てません。火傷の恐れがあるため、結局一度バラして冷ます必要があります。また、重ね方がズレていると運ぶときに滑りやすく、非常に怖いんです。さらに、熱い皿に置かれた紙ナプキンが油で張り付いたり、フォークが熱せられて洗い場でアツアツになっていたりと、地味に危険な二度手間が重なります」

お客様の「手伝ってあげよう」という気持ちが、皮肉にも現場の安全を脅かすハードルになってしまっていました。

「何もしない」が一番の安全、というプロの答え

この経験から、ご自身が客の立場になったときは、食器を重ねすぎず、ゴミも熱い皿の上には乗せないよう徹底していると言います。

「店員さんが取りやすいように、トレーの端に少し寄せる程度が一番です。あの時、お客様には言えませんでしたが、プロとしての本音はひとつだけです」

最後に、ステーキ店の現場を知る彼が、切実な思いを語ってくれました。

「お気持ちはめちゃくちゃ嬉しいです……。でも、鉄皿は本当に熱くて危ないので、そのまま置いておいてもらうのが一番の助けになります」

相手を思う「片付け」の習慣。ですが、特に「熱いもの」や「刃物」を扱うお店では、あえてそのままにしておくことこそが、スタッフの安全を守る最高のおもてなしになるのかもしれません。

※この記事にはAI生成画像を使用しています

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