ランチタイムの店員「思わず拝みたくなりました」混雑する駅前カフェ。店員を救った小さな気遣いに「涙が出そうでした」「最高に有り難い」

ランチタイムの店員「思わず拝みたくなりました」混雑する駅前カフェ。店員を救った小さな気遣いに「涙が出そうでした」「最高に有り難い」

ランチタイムの喧騒の中、パニック寸前のスタッフを救ったのは、年配のご夫婦による「さりげない魔法」のような気遣いでした。
今回お話を伺ったのは、20代のフリーター女性。駅前の非常に忙しいセルフサービス形式のカフェで働いていた際に出会った、忘れられないお客様とのエピソードを語っていただきました。

「拝みたくなった」…返却口の窮地を救ったプロのような所作

ランチタイムのピーク時、店内は溢れんばかりのお客様で賑わい、スタッフはホールまで手が回らない状態に。返却口はトレイで山積みになり、今にも崩れそうなほど限界を迎えていました。
そんな時、ある年配のご夫婦が席を立ちました。

「自分たちのトレイを下げる際、返却口に乱雑に置かれていた他のお客様のカップやグラスを、手際よく種類ごとにまとめ、トレイを重ねてスペースを作ってくださったんです。さらに、自分たちが使っていたテーブルのパン屑まで、自前のティッシュでサッと拭いてからお店を後にされました」

忙しさでパニックになりかけていた彼女にとって、その無駄のないスマートな動きは、まるで救世主のように見えたと言います。

「いいのよ、お互い様だから」心に染みた一言

慌てて駆け寄り「申し訳ありません、ありがとうございます!」と伝えた彼女に、奥様は優しく微笑みかけました。

「『いいのよ、お互い様だから。頑張ってね』とだけ仰ってくださいました。こちらを急かすこともなく、無言でそっとサポートしてくださるその優しさに、張り詰めていた気持ちがフッと軽くなり、涙が出そうなほど感動しました」

その一言は、忙殺されていた現場の空気を一瞬で温かいものに変えてくれたのです。

「実はこれをしてくれると嬉しい!」接客現場の切実な本音

この経験以来、自身も客の立場になったときは、店員さんの状況を見てから席を立つように意識しているという彼女。そんな「現場を知るプロ」だからこそ伝えたい、本当に助かるマナーについても教えてくれました。

「実は、グラスの中におしぼりやゴミを入れないでいただけることが一番助かります。良かれと思ってのことかもしれませんが、実は分別の手間が増えてしまうんです。お皿を重ねて端に寄せておいてくださるだけで、接客側としては最高にありがたいです」

「お互い様」という心強い言葉と、過剰すぎないスマートな行動。そんな大人な気遣いができるお客様の存在が、今日もどこかの現場で働くスタッフの支えになっているのかもしれません。

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