文化や価値観の異なる国を訪れると、街の風景や人の多さといった日常のスケール感に驚かされることがあります。
今回お話を伺ったのは、オーストラリア・ブリスベン出身の2人。
初めて日本を訪れた2人は、東京の街に足を踏み入れた瞬間から、母国との大きな違いを感じたといいます。
「とにかく人が多い」東京の人口密度に圧倒

日本で最も驚いたことについて、チャーリーさんはまず「人の多さ」を挙げました。
「とにかく人が多いですね。東京だけでオーストラリア全体と同じくらい人がいる感覚があります」
街を歩いていても、駅にいても、常に多くの人が行き交う日本の都市風景。
その人口密度の高さは、ブリスベンでの暮らしとはまったく異なるものだったようです。
街のあちこちに飲食店。選択肢の多さも印象的
人の多さと同時に印象に残ったのが、街中に並ぶ飲食店の数でした。
「どこを歩いても、すぐ近くにレストランがありますよね」
少し歩くだけで選択肢が広がる環境は、日本ならではの都市の特徴として強く印象に残ったといいます。
「30秒歩けばお店がある」買い物のしやすさ
日本での生活で便利だと感じた点について聞くと、チャーリーさんはこう話します。
「本当にすぐ近くにお店があります。
ドアを出て30秒くらい歩けば、何かしらのお店がある感じです」
日常の買い物に困らない距離感は、日本の暮らしやすさを象徴するポイントのひとつと言えそうです。
日本で買ってよかったものはレコードとファッション
日本で購入して満足したものについて尋ねると、チャーリーさんは音楽の話をしてくれました。
「レコードをたくさん買いました。
オーストラリアよりも安くて、気づいたら10枚くらい買っていました」
特にR&Bやラップといったジャンルのレコードを集めたそうです。
一方、同行者はファッションアイテムを購入。
「服をいくつか買いました。
日本はスタイルのある服が多くて、選ぶのが楽しかったです」
音楽やファッションなど、日本のカルチャーも2人にとって魅力的な体験となったようです。
言葉の壁は翻訳アプリで解決
日本で少し困ったことについて聞くと、言語面でのエピソードを教えてくれました。
「移動中やお店で、言葉がうまく通じないことはありました」
そんなときに活躍したのが、翻訳アプリ。
「英語で入力して日本語に翻訳し、それを見せて地元の人に聞いていました。
食事の注文で少し違うものが出てくることもありましたが、それも含めて楽しかったです」
工夫次第で乗り越えられる点も、日本旅行の思い出として残っているようです。
外国人の視点で見えた、日本の都市の魅力
圧倒されるほどの人の多さ、生活圏の近さ、そしてカルチャーの充実。
チャーリーさんたちの言葉からは、日本の都市が持つエネルギーと利便性が伝わってきました。
海外からの視点を通して見ることで、
私たちが日常として受け止めている風景が、改めて特別なものとして浮かび上がります。
2人の感想は、「日本の街は、想像以上に刺激的で暮らしやすい」そんな気づきを与えてくれました。
